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ニューフェイスキリンビール㈱岡山工場長 勝間田達広氏

意見を交換できる環境構築 若手社員に熟練技術を継承

  • 勝間田達広氏

 「消費者に安心安全でおいしい商品をタイムリーに届けたい」―。3月29日付で初めての工場長職に就いた。持ち前の行動力で「積極的に現場に顔を出し、従業員と自由に意見交換できる環境をつくりたい」と張り切る。岡山は初の任地だが「温暖な気候や方言など出身地の静岡県と似ている」と好印象。「美観地区など名所巡りをすることで、早く地域の特徴を覚えたい」と意欲を見せる。

 昨年、岡山工場でのビール類、リキュール類の生産量は、32万1000klと横浜工場に続き第2位。従業員の生産技術力は全国でもトップレベルを誇るが、数年後に定年退職する従業員が多く、若手の育成が急務だ。各部署で開いている技術指導の研修会などを強化し「5年をめどに、これまで以上に質の高い人材育成に努める」。また、可能な限り経済団体などの会合に参加し、広報活動を積極的に行う考え。

 東日本大震災で取手工場(茨城県)と仙台工場(宮城県)が被災。岡山工場での代替生産も缶などの部材調達が困難で思うように進まなかったが、4月後半から休日返上で対応。「消費者のために商品を作り供給するというメーカーとしての使命を達成したい」と力を込める。

かつまた・たつひろ。静岡県出身。1982年京都大学農学部を卒業し、キリンビールに入社。福岡工場醸造担当部長、生産統轄部担当部長などを歴任し、2007年から麒麟ビール(珠海)有限公司(広東省)副総経理。趣味は釣り。千葉県の自宅に妻、息子2人を残し、岡山市内のマンションで単身生活。52歳。

本誌:2011年5.23号 25ページ

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