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ジャーナル岡山県信用保証協会

10年度代位弁済105億円 緊急保証など奏功し減少

 岡山県信用保証協会(板野忠司会長)は、このほど、2010年度の信用保証状況をまとめた。

 倒産などで返済不能となった企業の債務を立て替えて金融機関に支払う代位弁済は件数1162件、金額累計(利息含む)105億5700万円でそれぞれ前年度比4.3%減、6.9%減。特に金額は減少したが09年度113億4500万円、08年度109億5200万円に次ぐ過去3番目で依然100億円を超える高水準だ。

 代位弁済の減少の理由は、国の緊急保証制度や中小企業金融円滑化法での条件変更などで企業の資金繰りが緩和し、倒産自体が少なかったため。

 半面、金額面で高止まりしたのは1社当たりの代位弁済額が増加傾向にあるため。金融機関がリスク軽減で協会保証付き融資を拡大しているほか、融資・保証期間の長期化も影響している。

 代位弁済の総額を業種別にみると、建設業が45億8200万円で同42.7%増。建設市場の縮小が響き全体の43%を占める。次いで製造業で15億4400万円。前年度の大手メーカーの減産の影響がなくなり同33.6%減。3番目は小売業の15億700万円で同44.3%増。

 保証承諾は1万3003件(同11.4%減)、金額1690億500万円(同8.0%減)。08年度後半に緊急保証制度を使った保証申し込みが殺到したが、その後一巡し申し込み件数は減少した。

 11年3月末時点での保証債務残高は4万6400件(同2.4%減)、残高4345億6000万円(同0.3%減)。新規の承諾は減少しても、保証期間の長期化で既存の保証承諾分が残り残高では横ばいとなっている。

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