WEB VISION OKAYAMA

データ岡山県下4月度 主要量販店の販売実績

震災から衣料・身の回り品は回復 食品は品薄を背景に苦戦の様相

 [概況] 東日本大震災の影響で、復調気配に水を差された販売商戦だったが、4月になり衣料・身の回り品の売れ行きは完全に回復したようだ。

 曜日回りの関係で、前年に比べ土曜日が1日多い恩恵もあり、衣料品は前年を上回る店舗が大半を占めた。半面、食品では品薄傾向から特売品向けの大量の仕入れがしにくく、目玉商品の打ち出しに苦慮する店舗が多かった。他店が苦戦する中、ディスカウント(DS)の攻勢が一層強まっている。店舗別の売上実績は次の通り(%は原則前年対比)。

天満屋岡山店は前年クリア

 百貨店 天満屋岡山店(岡山市)は前年を確保。主力の衣料が5%増。婦人カジュアル、紳士・イージーオーダースーツなどが伸びた。身の回り品も4%増。「神戸シューズコレクション」などの催事が後押しした婦人靴は17%増。海外ブランド品も6%増だった。赤ちゃん用布団などが動きベビー関連は17%増。東日本大震災の被災地から避難してきた家族の需要が一部で見られた。

 GW期間中の来店客数は増加。4月29日から開催した人気キャラクター・ポケモンのイベントが盛況だった。旅行用品の売れ行きが鈍かったこともあり、同店では旅行を控えた分、近場での買い物が増えたとみている。5月の目標は99%。GW期間の客入りは好調で8日までは2%増で推移。半袖シャツなどクールビズ関連が60%増。

 岡山高島屋(岡山市)は水面下。昨年両備ホールディングスの資本提携記念イベントを実施した反動で苦戦。新規に5店がオープンし、中旬以降は衣料中心に巻き返したが届かず。食品は堅調。5月は104.6%を目指す。

 天満屋倉敷店(倉敷市)は若干切った。月初の売り出しなど大型催事が振るわなかった。化粧品、婦人靴などが苦戦。衣料では婦人キャリア、ミセスカジュアルは前年を上回った。子ども・ベビー用品は2ケタ増。食品は青果、精肉が2ケタ増だが、鮮魚は前年割れ。5月は101%を目指す。18日からビアガーデンを立ち上げた。

 天満屋津山店(津山市)は水面下。近隣へのディスカウント店出店が影響し食品が苦戦。婦人衣料も苦戦気味。化粧品、ハンドバッグが好調で雑貨は2ケタ増。5月の予算は96%。

食品はDSが“一人勝ち”

 量販店 天満屋ストア(岡山市)は1%増。衣料は3%増。新生活需要が4月に集中した。4月23日からの衣料の下取りセールと、春物処分セールが良かった。住居関連は4%増。たばこは販売規制の中在庫があり2倍の売れ行き。震災の影響で電池が14%増。布団や家庭用品は新生活需要で好調だった。家電は、炊飯器などの生活家電、エアコンはまずまずだが、薄型テレビの落ち込みで全体ではいまひとつ。

 食品は若干届かなかったが、予算はクリア。相場安で青果が低調。水産も全般的に苦戦したが、ウナギなどは比較的健闘した。精肉は高級品がいまひとつだが、牛・豚・鶏肉が揃って復調。加工食品は品薄の商品があり、特売の目玉商品を設定できず苦戦。個店では、昨年食品売り場を改装したポートプラザ店が6%増。続いて大安寺店が5%増。旗艦店の岡南店は3%増で、映画がけん引した。5月の予算は98%。

 イトーヨーカ堂岡山店(岡山市)は若干切った。食品が水面下。青果が相場安で2%減。イチゴは数量でカバーし前年を上回る。精肉・鮮魚はともに3%増。加工食品は、品薄から有力ブランドで特売品向けの大量仕入れがしにくい状況で苦戦。

 住居関連は水面下。化粧品は高額品が動かず低調だった。新生活需要で布団・寝具は伸びた。おむつやつえなどの介護用品が2ケタ増。衣料は5%増。消臭効果など機能性の高いシャツが2ケタ伸びた。新生活関連で明るい色のフォーマル、スーツが好調。紳士はカジュアルが5%増だが、スーツは振るわず。子ども向けは5%増。5月は95%の予算。母の日ギフトは5%増とまずまず。

 イズミヤ津高店(岡山市)は6%増。 衣料は15%増。昨年売り場を拡張した靴がほぼ2倍となった。パジャマなども良かった。住居関連は5%増。上旬にトイレットペーパーなどの消耗品が動いた。書籍が近隣の競合店が減った影響で20%増。家電は2ケタ減。食品は昨年の改装効果で4%増。青果は2ケタ近い伸び。イチゴなど果物が良かった。精肉も4%増。鮮魚はほぼ前年並み。加工食品は、3月の買いだめの影響から即席めんや缶詰などの動きが鈍い。5月は102%を目指す。

 ゆめタウン倉敷店(倉敷市)は前年をクリア。食品は2ケタ増で、DSに業態変更した効果が続いている。青果、精肉が2ケタ増だったほか鮮魚、加工食品も前年をクリアした。衣料、住居関連とも前年を上回った。衣料は、3階に新設したスポーツ衣料コーナーが好調なほか、子どもが2ケタ増。住居関連はスポーツコーナー新設で寝具・インテリア、文具などの売り場を縮小したが、ポイントセールの効果で化粧品が2ケタ増。がん具は苦戦。5月は前年クリアを目指す。

駅ナカ・地下街とも実績達成

 専門店 岡山一番街(岡山市)は2%増。衣料、身の回り品とも7%増。特に婦人靴が好調だった。雑貨、飲食は前年下回る。5月は前年クリアを目指す。

 さんすて岡山(岡山市)は南館、北館とも約4%増。南館は衣料が2ケタ近い伸び。化粧品も17%増。飲食は4%増。菓子・土産物は前年並み。北館は衣料が3%増。2階の無印良品が新入学需要で7%増と好調だった。5月の目標は南館、北館とも105%。

本誌:2011年5.23号 27ページ

PAGETOP