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ジャーナル中国銀行

アマノの手形債権流動化 金銭債権の信託を利用

 (株)中国銀行(岡山市丸の内1-15-20、永島旭頭取、資本金151億4900万円)は、9月29日、金銭債権の信託を利用して建材卸の(株)アマノ(尾道市)が持つ手形債権を流動化した。

 同行は、昨年10月に地銀として初めて金銭債権の信託業務の認可を取得。自行の信託勘定を利用し信託銀行などを通さずに流動化コストを抑制した。金銭債権の信託を利用した手形債権の流動化は地銀として初めて。

 同行はアマノから手形債権5億8800万円を受託。信託勘定を通して手形債権を優先受益権と劣後受益権に分類し同行独自の手形の格付けを実施。優先受益権を同行に販売し同行が保有。信託勘定を通してアマノに代金を支払った。同行では手形債権を買い取った形となり同債権の優先受益権部分について債務者から元本と利払いを受け取る。

 劣後受益権はアマノが保有し、優先受益権の償還が完了した後、債務者から償還を受ける。

 信託銀行を通さずに同行独自に手形の格付けを行うため、SPC(特定目的会社)設立・運営コスト、外部格付取得コストなど数100万円が不要で流動化の負担が軽減されるため、中小企業が利用しやすくなった。

 アマノでは、債務のオフバランス化で財務内容が改善できるほか、資金調達手段の多様化も図れる。

本誌:2004年10.11号 14ページ
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