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データ岡山県下8月 金融経済動向

足もと緩やかな回復が継続 乗用車販売が好調に推移

 日本銀行岡山支店(外山晴之支店長)は、このほど、8月を中心にした岡山金融経済動向を発表した。県内の景気は企業の収益体質の改善から緩やかな回復の動きにあるとの判断を継続。主要製造業の生産活動は全体に横ばい、設備投資は増加し、輸出も堅調な需要からアジア向け中心に持ち直している。この間、個人消費は全体に一進一退の動きが続く。

産業動向

 織物 末端需要低迷、安価輸入製品への需要シフトで依然低水準の生産。

 縫製 学生服、ジーンズ、作業服は、需要不振、海外生産シフト、安価輸入品との競合で低水準の生産が続く。

 耐火物 一部の大手を除き、安価輸入品への需要シフト、耐用年数の長期化で低水準の生産が続く。

 弱電 電子部品、スイッチはカメラ付き携帯電話、デジタル家電製品などの需要堅調から足もとは高操業を継続。VTR・DVCは海外向けを中心に新製品の投入などから、各種制御機器も国内外の機械設備需要、生産の増加で高水準の生産が続く。

 工作機械 NC旋盤は国内向け自動車関連中心の好調な受注から、輸出もアジア向けの好調な現地需要と、欧州向けの堅調な新機種投入効果から高操業継続。マシニングセンターも自動車関連中心の国内需要が増加、アジア向け中心の輸出も堅調に推移し、高めの生産が続く。

 農機具 コンバインは国内需要の低迷から低水準の生産が続く。携帯用刈払機は欧州向け中心に輸出が堅調に推移しているが、国内需要の低迷で低水準の生産が続く。

 石油精製 ガソリン、重油は国内需要が堅調なほか、猛暑の影響で高生産を継続。ナフサは石化メーカー向けの堅調な需要で高めの生産継続。軽油も猛暑による燃料需要と原油処理の増加から高めの生産が続く。灯油は需要期に向けた在庫積増しが続くが需要好調な油種への生産シフトで生産水準は若干引き下げ。

 石油化学 基礎原料のエチレンは末端樹脂製品の堅調な需要から高めの生産が続く。ポリエチレンはプラスチックメーカー向けなど堅調な国内需要で高水準の生産を継続。ポリスチレンも家電製品、自動車部品向けなど国内需要好調により高めの生産が続く。塩ビ樹脂は主力の建設関連需要が低迷しているが、生産シフトで生産量は増加傾向。

 鉄鋼 粗鋼生産量は堅調な需要を背景に高水準が続く。薄板類は国内外の堅調な需要で高水準の生産維持。厚板類も造船メーカー、建設重機メーカー向けを中心に高水準の生産が続く。形鋼類は、国内市況の改善から生産量が若干持ち直している。棒鋼類は低調な生産が続く。

 造船 造船部門は大手が外航船中心に豊富な受注残から、非造船部門も中、小型船舶用ディーゼルエンジンの堅調な受注から高操業を継続。

 自動車 国内向けは軽自動車、小型車の国内販売の大きな落ち込みから一部生産ラインを稼働調整し生産水準が一段と低下。輸出向けも米国向けが減少、欧州向けも新規投入効果の一巡から低調な生産が続く。

 小売商況 家電販売は薄型、大型テレビ、DVDの販売が好調を持続したが、エアコンなどの季節商品が前月の高い伸びの反動から大幅に前年を下回り、5カ月ぶりに前年大幅減。乗用車販売は、普通車が好調に推移、小型車、軽自動車も新車・モデルチェンジ車投入効果で前年比プラスに転じ、5カ月ぶりに前年を上回った。百貨店売上高は主力の秋物衣料の販売不振と台風による来客数減から6カ月連続で前年割れ。スーパー売上高も6カ月連続で前年割れとなった。

レジャー・サービス 国内旅行は前年をわずかに下回ったが、海 外旅行が前年を大幅に上回り、全体で5カ月連続して前年を上回った。

金融動向

 銀行券 払超額は140億円(前年払超143億円)

 実質預金 平残前年比は1.4%増(前月1.2%増)

 貸出金 平残前年比は0.6%増(前月1.0%増)

本誌:2004年10.11号 38ページ

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