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ジャーナル三越

「倉敷店」を来年5月閉鎖へ 収支改善の見通し立たず決断

  • 閉店決定の経緯を説明する平賀取締役常務執行役員(右)

 (株)三越(東京都中央区日本橋室町1-4-1)は、9月30日開催の臨時取締役会で、「倉敷店」など計10店舗(小型店6店を含む)の閉鎖を決めた。同日倉敷市内のホテルで記者会見した、平賀和彦同社グループ事業本部長取締役常務執行役員は「生存競争に勝ち抜く磐石な財務体制ではない」と閉鎖に至った経緯を説明した。

 倉敷店は、売り上げのピーク時(8・2期)を除き欠損が続いており、社内では業態変更を含め協議されたが、顧客に満足される店づくりができないとし撤退を決めたという。会見に同席した伊藤正恒倉敷店長は「メーカーのエリア戦略上、ゾーン内競合を回避するため、近隣の施設へ出店していることを理由に断られるケースがあり、思うようにブランドを導入できなかった」と説明した。

 閉鎖予定は倉敷店、大阪店などは17年5月5日。小型店は同2月末。ただし、倉敷店は来年10月末までの賃貸契約を交わしており、倉敷市との調整により「変更する可能性もある」と含みを持たせている。

 合計10店舗の閉鎖に合わせ、早期退職特別優遇措置による退職者を募集する。募集人員は800人で、退職日は17年5月末を予定している。

 閉鎖店舗に従事していた従業員については、有期雇用社員を含め、雇用先のあっせんなど最大限の配慮をするという。

 倉敷店は昭和55年11月、倉敷市阿知1-7-1-119に出店。鉄骨鉄筋6階地下1階の規模で、店舗面積は1万5771平方メートル。年間売上高は86億6100万円(16・2期)で、ピーク時から約37%減。有期社員などを含めた従業員数は約430人。

 倉敷店以外の閉鎖店舗は次の通り。 大阪店(大阪市中央区高麗橋1-7-5、店舗面積1万234平方メートル)▽枚方店(大阪府枚方市岡東町18―20、同4431平方メートル)▽横浜店(横浜市西区北幸1-2-7、同1万7073平方メートル)

 小型店 三越羽田空港(東京都大田区羽田空港3-3-2、同192平方メートル)▽三越洗足(同目黒区洗足2-24―8、同496平方メートル)▽三越函館(函館市五稜郭町32-4、同430平方メートル)▽三越三田(兵庫県三田市南が丘2-2-21、同507平方メートル)▽三越小豆島(香川県小戸郡土庄町渕崎甲2063―1、同299平方メートル)▽三越枕崎(鹿児島県枕崎市東本町77、同252平方メートル)

本誌:2004年10.11号 8ページ
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