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贈り物のマナー

この度は、人任せにすることなく、貴方様ご自身で今一度、確認を行っていただきたい、マナーについてご紹介をいたします。

①慶事・弔事などの包みもののマナー

慶事、弔事に包む紙幣の向きや、金額やお名前の書き方については、永年の経験によりご存じのことと思います。また貴方様が直接ご用意なさらない時も、周囲の方々がマナーにのっとった方式でご用意して下さっていると思いますので、その部分についての説明は省きます。

この度、お気を付けいただきたいのは、貴方様が思っていらっしゃる以上に、貴方様の言動に、皆さま注目をなさっておりますので、包みをお出しになる時の行動について、改めて確認をいたしましょう。

×金銭の入った包みをそのままポケットに入れて持参しないようにしましょう。

×包みがしわにならないようにと、セロハン袋を代用する、恰好の悪いことはおやめ下さい。

〇包みはきちんとふくさに包みましょう。

②お花を贈る時のマナー

貴方様のようなお立場のお方が、花束をお贈りになる場合、直接お花屋さんに出向き、お花をその場所でお選びになる。までのお時間はお取りになることができない場合も多々おありのことと思います。しかしながら、大切なお方への心のこもった贈り物として、お花を贈る場合に、気を付けておかなければならないことがあります。特に、心がこもった贈り物をした時には、それなりの金額でご注文をなさることでしょう。そうなるとなおさら更お気を付けいただかなければならないことがあります。高額になればなるほど、多種類のお花が花束に使用される確率が高くなります。ぜひ、きちんと貴方様のご意向として最低限の指定をなさるようにしましょう。

×洋花の中にも、弔事を連想させる物や色があります。素敵なお祝い時の花束に紛れていては、貴方様の印象を崩してしまいます。

×素敵な女性へのお祝いなどに、お別れを連想させるお花が入っていては大変です。 お立場ある貴方様だからこそ、このような細やかな内容においても、きちんと指示が出せるようにしておきましょう。まさか、そのような内容はきちんと依頼を受けた側で対応してくれているであろう。それなりの金額でもあることだし。との甘い考えはなさらないで下さい。現場では、貴方様が“そのぐらいの事は”と思っている内容が、欠けていることがたくさんあります。

③金銭の包みものと渡すタイミング(お祝いとお見舞いでの違い)

お立場ある貴方様が、御自ら、お祝いやお見舞いに訪れて下さったならば、皆さまお喜びになることでしょう。お相手は、貴方様が思っていらっしゃる以上に貴方様がお越しになったことに対して、恐縮なさっていることでしょう。

×病室などへのお見舞いに関する贈り物は、訪れてすぐに渡さないようにします。お忙しい貴方様ですから、何事にも率直に結論を述べるべきだとのお気持ちでお仕事をなさっているようでしたら特にお気を付け下さい。病室でのお見舞いの金銭については、帰り際にお渡しになるようにしましょう。先方様にお会いになった途端に結論である、お見舞の包みをお出しになると、先方様は、お話しの間中、恐縮なさった態度を取り続けなければなりません。何度も心を表すために、身体をお安めにならなければならない状況の時に、お辞儀を繰り返されることも考えられます。お仕事の時の対応と、お見舞い時の対応の違いについてぜひともお気を付け下さい。 

(病室を見舞う場合の所要時間のマナーについては、ここで申しあげる事もなく、ご承知の事と思います。)

(お祝いの包みに関しては、きちんと結論から述べるのがマナーとされておりますので、
短い挨拶の後に、お渡しになり。その後に、コミュニケーションを取るためのお話しを行います。)

(お見舞いの包みもののマナーの補足点)
・災害見舞い
災害見舞の現金については、目上の人に対して行ってもマナー違反にならないと言わ
れています。

・楽屋見舞い
 楽屋見舞いの水引は蝶結びを使用します。

私が、マナーについて学び始めて間もないころ、何度も経験した内容をご紹介致します。お立場あるお方ほど、間違ったマナーの知識を、“これは、こうなんだよ!”と自信満々に教えて下さっており、驚きました。お立場ある貴方様の言葉は、皆さま注目なさっております。

河村まどか
礼儀作法教室ドルチェ・フィニッシングスクールを主宰。岡山、山口に教室を持つほか、企業研修など全国で出張レッスンを開催。ホームページはhttp://dolce-fs.net メールアドレスはinfo@dolce-fs.net

本誌:2013年8.26号 27ページ

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