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連載記事

日中、日韓関係

 今年も8月15日が近づき首相や閣僚が靖国神社にお参りするかどうか中国と韓国が固唾を飲んで注視しています。

 中国や韓国の世論がどのようなものかを直接知る手掛かりとして「サーチナ」という情報サイトがあり、日本に関する極東の隣人達のブログ発言が適宜日本語に翻訳されて掲載されています。また韓国の主要新聞である中央日報と朝鮮日報のオンライン日本語版は無料で閲覧可能です。

 これらのブログや新聞記事を暇にまかせて毎日読んでいると同じ反日と言っても中韓では相当ニュアンスが異なることが分かります。中国人が日本を批判する論調には手厳しいものがあるとはいえ、中国政府による情報統制の中にあっても相当程度理性的、客観的であろうとする姿勢が常にうかがわれます。

 また日本を攻撃するポーズをとりつつも実は共産党政府に対するかなりきわどい批判や皮肉を込めるという政治的に高度な技を披露する場としてブログが活用されているようにも見受けられます。

 これに対し韓国メディアの日本に対する攻撃はきわめて感情的、没理性的、非論理的であってとにかく日本のなすことすることすべてが憎い、腹立たしい、羨ましい、妬ましいというまるで○の腐ったような論調が前述の「クォリティ紙」に堂々と掲載されていることに驚かされます。

 常に上から目線の論調であるにもかかわらず彼らの本音は「日本よ、もっと自分たちのことをかまってくれ、関心をもってくれ」という悲痛な叫び声のように聞こえます。そしてストーカーのように日本の小さな出来事まで追っています。

 中央日報には読者がコメントを書き込むことができ、日本語版なので当然多くの日本人が記事に対するコメントを書き込んでいますが、これが差別用語、侮蔑表現のオンパレードでここに引用することも憚られます。ひどい記事とそれに見合う品のないコメントは屁合戦さながら。

 要は、中国は日本のライバルとして、また対等につきあう相手として無視できません。しかし韓国に対して日本ができることは何もないように思えます。何をしても「1000年怨みます」の国に日本が言えることは「日本にかまわないでくれ、甘えないでくれ、親子でも兄弟でもないのだから」ではないでしょうか。

本誌:2013年8.26号 19ページ

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