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データ岡山県下6月金融経済動向

2カ月連続で判断上方修正 公共投資が増加、個人消費も持ち直しの動き

 日本銀行岡山支店(屋敷利紀支店長)はこのほど、6月を中心にした岡山県金融経済動向を発表した。個人消費は底堅く推移する中で、一部に持ち直しに向かう動き。設備投資は緩やかに持ち直しており、住宅投資も持ち直し基調を続けている。公共投資は増加。輸出は下げ止まっており、持ち直しに向かう動きが見られることから、県内景気は緩やかに持ち直しているとし、2カ月連続で判断を上方修正した。

産業動向

 鉄鋼 定期修理のため生産水準は低下しており、前月からの判断を下方修正した。ただ生産水準への影響は短期間と予想している。製品別の動向を見ると、薄板類は、定期修理のため生産水準が低下している。厚板類は、造船メーカー向けを中心に弱い動きとなっている。形鋼類、棒鋼類は、建設向けの需要が少し増えており生産水準は持ち直しつつある。

 自動車 5月に新型軽自動車の量産がスタートし順調に生産量が増えていることから回復しているとし、前月からの判断を上方修正した。

 石油化学 大規模定期修理のため、生産水準は低下しており、前月からの判断を下方修正した。今後も大幅な生産水準の低下が当面続くと予想している。製品別の動向を見ると、中間原料であるポリエチレンやポリスチレンでは、市況の軟化などの影響が見られている。基礎原料であるエチレン、プロピレンについても弱い動きとなっている。

 電気機械 生産は下げ止まっている。製品別に見ると、電子部品は新型スマートフォン向けの生産持ち直しを背景に、全体として下げ止まっている。デジタルビデオカメラは、極めて低水準の生産となっている。

 繊維 全体としては、引き続き横ばい圏内で推移している。製品別に見ると、綿織物、合繊織物、ジーンズは安価輸入品との競合などにより低水準の生産が続いている。作業服は、このところ震災復旧に向けた公共工事増加を受けて、全体として生産量は下げ止まっている。学生服の生産は、横ばいとなっている。

 耐火物 鉄鋼向けの需要減少を背景に弱めの動き。

 造船 弱めの動きになっている。部門別に見ると、造船部門では、海外経済の減速などを背景とする新規受注の減少から、弱い動きとなっている。また非造船部門は、国内外の中・小型船舶向けディーゼルエンジンを中心に以前に比べ水準が低下。

 石油精製 大規模定期修理のため生産水準は低下している。

 工作機械 足もと持ち直しの動きが一服しており、前月からの判断を下方修正した。NC旋盤は、国内向けの生産が伸び悩んでいる。MCは足もとで横ばい圏内の動き。

 農機具 緩やかに持ち直しつつあるとし、前月からの判断を上方修正した。製品別に見ると、コンバインは底堅く推移している。携帯用刈払機は円安に伴う価格競争力の改善に伴い、主力の欧州向けを中心に持ち直しつつある。

 小売商況 百貨店・スーパー売上高は、宝飾品や腕時計、バッグなどの海外ブランド品や高額商品が好調に推移しているほか、天候要因もあり夏物衣料品が好調になるなど、足もと緩やかに持ち直している。家電販売は、薄型テレビやDVDレコーダーなどの販売は低調だが、猛暑の影響でエアコンなどを中心に足もと増加している。乗用車販売は、エコカー補助金終了後の反動減を下支えしてきた新型車効果が一巡したことにより、足もとの持ち直しに一服感が見られているが、消費マインドの改善は続いていることから中期的に見た持ち直し基調に変化はないとしている。

 レジャー・サービス 旅行取扱高は、国内旅行、海外旅行ともに前年を下回った。主要観光地への入り込みは前年を上回っている。

金融動向

 銀行券 払超額は348億円(前年払超294億円)

 実質預金 平残前年比2.8%増(前月2.0%増)

 貸出金 平残前年比1.2%増(前月0.5%増)

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