WEB VISION OKAYAMA

インタビュー・対談赤枝郁郎氏

“布施”の精神で社会貢献 衰えぬ創作活動への意欲

  • 献身的な教育・福祉活動を続ける赤枝氏

 医師で本誌コラム「NO味噌独談録」を執筆中の赤枝郁郎氏が、地域社会の発展に貢献した個人・団体に贈られる「三木記念賞」(社会部門)を受賞した。自らの個展開催を通じて、「岡山県さわやか教育賞」の基金設立に寄与。84歳になっても、心臓病センター榊原病院(岡山市丸の内)に週4日勤務し、医師や看護師からの信頼も厚い。

受賞の心境は。

 八方破りで無手勝流だが、長年教育委員や調停委員を務め、教育・福祉活動に尽力したことが認められた。仏門に帰依して以来、“布施”の精神で地域へのご恩返しを続けており、その功績が評価されたのはありがたい。

教育賞設立に貢献したが。

 泥仏の製作は、仏門修行の一環。プロの作家ではないが、個展を開くと皆さんが面白がって作品を買ってくれる。収益を寄進する形で、県や岡山市の教育賞の基金として寄付しており、今後も継続に向けてできる限り努力するつもりだ。

視力低下で創作意欲の衰えは。

 左目が見えず、以前より作品の数が少なくなったが、継続的に創作し続けたい。ただ、チャリティー展として個展を開くことは、あまり考えていない。私のために何度も足を運び、お付き合いで作品を買ってくれる人への配慮もあり、毎年開催する気はない。

教育・福祉活動の原動力は。

 私を育ててくれた地域やいろいろな方々への「ご恩返し」だ。勤務先の榊原病院でも、私の特技や人脈を通じて患者の相談に応じたり、トークショーを開いている。これも開業前に勤務していた榊原病院への奉仕の一環だ。

本誌:2007年9.10号 11ページ

PAGETOP