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[融資] 取引先倒産による資金不足

Q:大口取引先倒産の影響で、資金不足が生じます。何か良い方法はありませんか?

A:連鎖倒産防止の制度融資活用を!

中小企業の倒産は年間2万8千件と未だ高水準にあります。倒産原因も「不況型倒産」「連鎖倒産」が増えております。中小企業の連鎖倒産防止の為には、以下4つの融資制度の活用が有効です。まず、各商工会議所の「倒産防止(経営安定)特別相談室」に相談し、十分な情報を得て万一の場合に備える事が重要です。
1. 経営安定対策貸付:対象者は、売上減少・在庫増加
等経営の安定に支障のある中小企業者で、特別相談室で推薦を受けた者です。対象資金は、県の「経営安定対策貸付」で、経営維持に必要な運転資金分です。

貸付条件は、利率1.75~1.95%、保証料率0.5~1.76%、融資期間7年以内、貸付限度額50百万円以内で、担保・保証人が必要な場合があります。
2. 緊急経営安定対応貸付金制度:対象者は、取引先倒
産により経営に支障のある中小企業者で、(1)倒産企業に対し50万円以上の売掛債権・貸付金等を有する、
(2)倒産企業との取引依存度が20%以上等に該当する者です。対象資金は、取引先倒産により緊急に必要とする長期運転資金です。貸付条件は、利率1.65%~2.10%、融資期間5~7年、貸付限度額150百万円以内で担保・保証人が必要です。

3. 経営安定関連保証制度:対象者は、取引先の再生手
続等の申請や事業活動の制限等により経営安定に支障の生じ、市町村の「特定中小企業者」の認定を受けた中小企業者です。保証限度額は、一般保証枠と同額の特別枠が利用出来、金融機関等の審査をクリアすれば最大で一般保証枠・特別保証枠の合計で580百万円まで信用保証を受けられます。保証条件は、保証料率0.8%、保証期間20年以内です。

4. 中小企業倒産防止共済制度:中小企業者が当該制度
加入後6ヶ月以上経過後、万一取引先が倒産して売掛債権の回収が困難となった場合、納付済み掛金総額の10倍まで、最高32百万円まで、無担保・無保証・無利子で貸付が受けられる制度です。

掛金は毎月5千円~80千円までで、掛金は税法上損金になります。積立最高限度額は320万円です。商工会議所・金融機関等で加入取扱いを行っております。

税理士法人石井会計代表
石井 栄一氏
岡山市新保1107-2
TEL086-201-1211

本誌:2007年9.10号 25ページ

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