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ジャーナルJR津山駅周辺整備

地権者組織が旗揚げ 「まちの駅」核に再生図る

  • 県北の顔に一新図る

 地盤沈下の著しいJR津山駅周辺の再生に向け、地権者組織「津山駅周辺まちづくり協議会」(渡邉政明会長)がこのほど発足した。市と連携して土地区画整理事業を推進し、県北地域の“顔”として、さまざまな機能の集積した「まちの駅」として再生を図る。

 駅周辺の約5haのうち、実現性などから津山市横山~大谷~南町1丁目の約2.8haを事業化区域として想定。このエリアには国道53号の慢性的渋滞のほか、空き店舗が目立つアーケード街、待合施設が不十分な高速バス乗り場―などの課題が山積している。

 特に、同地区の高速バス乗り場は事業者ごとに分かれているため不便で、今回の構想では広場内に乗降機能を集約。鉄道・路線バスとの相互利用など公共交通ターミナルとしての機能強化を図る。

 駅前のアーケード街では、全盛期には40ほどの店舗があったが、現在は10店舗前後と典型的な「シャッター通り」の状態。経営者の高齢化も進み多くの店舗には後継者がいないこともあり、60人の地権者も実質全員が計画に同意。アーケード沿いには火災などで約1000坪の空き地があり、事業対象区域の約60%が公共用地であることなど事業を進める上の環境は整っており、「中心市街地の再開発はうまくいっていないケースも多いが、責任分担、地権者の協力、財政面などを含めて協議会といっしょに勉強し、事業の実現性を検討したい」と市都市計画課。現時点で総事業費は40億~50億円が見込まれる。

 駅周辺の整備は地元にとって長年の懸案事項。かつてスーパーの誘致構想が浮上したこともあったが、再開発ビル「アルネ・津山」への影響が懸念されたこともあって立ち消えとなり、資金的な問題もあり今日に至っている。津山駅周辺まちづくり協議会では「今のままではこのエリアはだめで、区画整理事業への協力は地元の総意。機運を盛り上げ、5~6年で完了できるよう行政に働き掛けたい」と話している。

本誌:2007年9.10号 10ページ

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