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ジャーナル岡山市中央卸売市場・仲卸業者ら

10社共同でネットショップ開設 よりすぐり食材提供し市場活性化へ

  • よりすぐりの食材が並ぶネットショップと佐藤代表

 岡山市中央卸売市場(岡山市市場1-1)の仲卸業者が中心となって立ち上げた「新連携岡山中央卸売市場ネット合同会社」(同市妹尾243-2、代表社員・佐藤公亮(有)サトー事務機社長)は、9月10日、全国から市場に入荷した品の中から、“目利きの達人”らがよりすぐりの食材などを販売するインターネットショップ「岡山中央卸売市場ネット」を開設する。

 出店が決まっているのは、青果4社と水産2社、花き2社、関連事業2社の計10社。商売敵となる同一市場内の仲卸業者らが連携し、ネットショップを立ち上げるのは全国でも初の試みという。

 市場のセリをダイレクトにネット上に反映させるシステムで、価格を定期的に変動。天候の影響を受けやすい鮮魚などは、日によっては入荷せず配送が遅れるケースも想定されるが、百貨店やホテルなどに食材を卸す専門家がセレクトする品を手ごろな価格で入手できるのが魅力となる。

 ホームページでは、各社から目利きのプロが顔写真付きで商品を紹介。単なる商品を販売するだけではなく、目利き勝負「達人対決」コーナーを設け、毎月旬の食材で販売数量などを競う。9月は秋の味覚対決として「ピオーネVSサンマ」を企画。結果は随時ホームページ上で紹介していく。

 共同で立ち上げた新連携岡山中央卸売市場ネットが、卸業者から仕入れ販売する仕組み。送料は1店で5000円以上購入すれば無料となる。オープン後3カ月程度は、送料無料の適用範囲を広げる記念キャンペーンを実施する。

 19年初からネットショップ開設へ向けた動きを開始した。7月には市場内の仲卸業者らを対象に合同説明会を実施。元請け会社も含め約50社が参加しており、市場関係者の関心は非常に強いよう。まだ様子見の業者もいるそうで、今後一層出店者を集めていく意向。

 同市場の取扱高(平成19年3月期)は約630億円、市場外流通や都市部の市場への流通が増えたことなどからピーク時(4年3月期)と比べ約3分の2に減少。生き残りに危機感を強める業者が集まり、新規事業に踏み切ったもの。

 代表社員の佐藤氏は「市場内の既存顧客を奪うのではなく、あくまでも新たなマーケットを開拓するのが狙い。本業の卸への波及効果も期待できる」。仲卸業者の(株)小倉商店では「取扱高が中央卸売市場全体の1%にでもなれば皆が本気になるはず。市場内の卸業者全社がネットショップに出店するのが理想で、市場全体の活性化につなげたい」(小倉正幸社長)と期待している。

 新連携岡山中央卸売市場は今年5月18日設立。出資金は80万円。発起人は同市場内の仲卸業者の小倉商店、島村青果(株)、花房青果(株)と関連業者のサトー事務機。アドレスはhttp://www.okayama-ichiba.net。問い合わせは同社(電話086-902-2103)へ。

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