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ジャーナル両備グループ

「1%クラブ」を創設 民間企業による地方創生の新手法

  • 両備ワッショイサポート部の清水大助部長(右)と土屋清副部長

 両備グループ(小嶋光信代表)は、創立記念日の7月31日、地方創生プロジェクトを本格化するため、その活動資金を拠出する「両備ワッショイ創生1%クラブ」と、実働部隊の「両備ワッショイサポート部」を立ち上げた。初年度は約5000万円の資金を活用し、地域の活性化を支援する。

 1%クラブは利益の一部を社会貢献活動に当てる取り組みで、日本経団連のほか大手企業を中心に導入が増えている。両備ではグループ内に任意組織を設け、経常利益率3%以上のグループ企業を対象に、経常利益の1%を拠出する予定で、本年度の資金はグループ20社の前期経常利益約53億円が対象。小嶋代表を会長とする世話人会が事業効果などを見極め、支援対象を決める。

 単なる資金援助ではなく、ワッショイサポート部が仕掛け役となり、地域と協働で活性化を目指すのが特徴。統括責任者の松田敏之両備ホールディングス㈱副社長のほか、清水大助部長(36)ら20~30代の若手7人で構成し、岡山県の魅力度ランキングを2014年の38位(㈱ブランド総合研究所「地域ブランド調査」)から、10年以内に10位以内へのランクアップを目指す。

 同グループは、地域公共交通の再生に取り組む中で「地域が元気にならなければ公共交通の維持・発展は難しい」(小嶋代表)として、3年前からさまざまな地域活性イベントを手掛け、ノウハウを蓄積してきた。小嶋代表は「地域が元気になれば両備も元気になる。社員1人ひとりに地域の役に立つということを実感してもらいたい」と話している。

 6月に開催した備前焼作家と地域飲食店とのコラボによる「備前焼市」「備前焼meetsグルメ」が1%クラブの対象事業第1弾で、現在は経営破たんしたバス路線を引き継いだ井笠地区の活性化プロジェクトが始動している。

本誌:2015年8.24号 8ページ

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