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Flash Eye金属加工10社

高難易度の合金加工に挑戦 県などが機会を提供

  • 見本と提供されたインコネル718、工具

 航空機産業への参入を目指す金属加工業者10社が、このほど、削ることさえ難しい超耐熱合金を「実際に加工してみる」取り組みに挑んだ。

 岡山県、(公財)県産業振興財団などによる加工技術の高度化支援事業「おかやま航空機材料等技術研究会」の一環。参加した10社に超耐熱合金・インコネル718や専用工具などを提供。課題は中国職業能力開発大学校が用意した。

 参加企業のマックエンジニアリング㈱(倉敷市)では、まず手動操作の汎用旋盤で素材の特性を見極めてから、NC旋盤、マシニングセンターで加工。50年のベテランも「こんなに粘りのある金属は初めて。注意しないと刃が食い込みすぐに駄目にしてしまう」と驚いていた。

 インコネルなどの難削材は高額で、中小企業の独自研究は困難。支援組織による同様な取り組みも前例がないという。同社の小谷功社長は「試行錯誤を通し多くのことを学べた。今後も身に着く支援を続けてほしい」と話した。

本誌:2015年8.24号 2ページ

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