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巻頭特集業界最大手「かっぱ寿司」がついに岡山上陸

回転ずし戦争に拍車? 地場店舗は静観の構え

 関東地区を中心に100円均一(税別)の大型回転ずしを展開するカッパ・クリエイト(株)(さいたま市大宮区桜木町1-10-16、荒木操社長、資本金41億6685万円)は9月中旬、倉敷市内に「かっぱ寿司倉敷店」をオープンする。

 岡山県下では、地元企業の(株)マリンポリス(岡山市)や(株)サンマルク(同)、(株)やまと(倉敷市)などが足場を固めており、業界最大手の進出で今後の展開が注目されている。
 
 かっぱ寿司倉敷店は、倉敷市役所西南の旧「洋服のあおやま倉敷笹沖店」(倉敷市西中新田534-1)の建物を使用する“居抜き”により出店。1606平方メートルの敷地に、鉄骨3階(延べ2393平方メートル)の規模。1階が100台収容の駐車場で、2階を店舗、3階を倉庫として使用する。
 
 店舗スペースは388平方メートルでカウンター、テーブル合わせて約160席という同社の標準スタイル。「80席が標準」というマリンポリスと比べ約2倍の席数を誇る。年間売上高2億5000万円を目指す。
 
 同店が商圏とする半径5㎞圏内には、マリンポリスの100円均一店(税別)の「しーじゃっく白楽町店」や、やまとが展開する「すし遊館倉敷ルブラン店」などがある。カッパ・クリエイトでは「車の普及率が高い地域では、市街地のロードサイド大型店の集客力は高く、当社のノウハウが最大限に生かせる」と自信を見せる。
 
 一方、対する地元勢は揃って静観の姿勢。高級志向で低価格店とは一線を画す「すし処函館市場」のサンマルクでは「価格・品質面での二極化が一層進む」と歓迎の意向。マリンポリスでは「対抗策は特には考えていない。関東と同様の店舗にしてくるのか注目したい」と話すにとどまっている。
 
 カッパ・クリエイトは全国292店を出店し、年間売上高は620億7700万円(17・5期)。近隣では山口県や兵庫県赤穂市内にも出店しており、業界内では以前から岡山進出は時間の問題と言われ続けてきた。倉敷出店を足掛かりに、中国地区以西でも出店攻勢をかけるものとみられる。

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