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ジャーナル王子アルカディアリゾート

9月に再度期間入札を実施 売却基準価額は約2億円

 玉野市永井の王子が岳山頂に建てられ競売手続きが進められている大型ホテル「王子アルカディアリゾート」の土地、建物について、岡山地裁で9月に期間入札が再度実施される。

 競売の対象は2カ所で、同市永井の7876平方メートルの土地と地上7階地下2階のホテル棟(延べ1万2369平方メートル)。土地は1部で債務者と全く別の個人との共有部分があり、その部分は債務者の持ち分となる3分の2の権利のみとなる。もう1カ所は同市渋川の保安林の土地9358平方メートル。

 両物件一括で売却基準価額は1億9463万円。買受可能価額は1億5570万4000円。両価額は4月の民事執行法改正により新設された制度で、「売却基準価額」は旧制度の「最低売却価額」と同水準。「買受可能価額」はそれより2割控除した金額で事実上の最低売却価額となる。
 入札期間は9月1日~8日。開札は15日。売却許可決定は22日。

 債権者の独立行政法人・環境再生保全機構(旧環境事業団、神奈川県川崎市)が経営破たんした債務者の第3セクター・王子リゾート(株)(玉野市)と出資企業の王子ヶ岳観光開発(株)(倉敷市)に対し債権を回収しようと、15年9月に岡山地裁に競売手続き開始を申し立て、同地裁より開始決定が下りた。

 同地裁では、昨年12月に期間入札を実施。その時は両物件を別々に入札にかけ、最低売却価額はホテル部分が1億9415万円、保安林部分が48万円だった。

 このうちホテル部分は不調だったが、保安林部分は個人が応札した。

 しかし、直後に債権者の代理人が同地裁に両物件一括での売却を提案。地裁では応札のあった保安林の売却を不許可にし、その後の対応を検討。今回改めて一括売却での入札を決めたもの。

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