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[経営] 決算書の見方・活かし方~その2

Q:前回に続き、決算書分析の進め方とその活用方法を教えて下さい。

A:決算書分析を経営改善に生かしましょう!

1.決算書分析の進め方。

(1)比率分析の確認ポイント。

①収益性分析:他社及び前年と対投資額又は対売上高利益率(総資本経常利益率・売上高経常利益率・資本回転率等)を比較検討し1)商品の付加価値アップ、2)営業力強化、3)コスト管理徹底等の対策を検討します。

②安全性分析・損益分岐点分析:他社及び前年と流動
比率・固定比率・自己資本比率等、損益分岐点比率(80%台以下が理想)を比較検討し、1)損益分岐点比率引下げ、2)労働分配率の管理、3)回収・支払サイトの改善、4)遊休資産スリム化対策を検討します。

③生産性他の分析:1人当たり付加価値・労働分配率、債務償還年数(10年以内が望ましい)等を分析比較し、改善策を検討します。

④成長性分析:売上高増加率、経常利益増加率、自己資本増加率等を比較検討します。

2.主な財務分析指標(2013年度TKC黒字企業平均)。

財務分析指標と算式     製造業  小売業
①収益性         (業種別適正値は以下)
1)総資本経常利益率       4.6%  4.5%
2)売上高経常利益率       4.5%  2.3%
3)総資本回転率(年商/総資本)  1.0回転 1.9回転   
4)売上債権回転期間(対月商)  2.4ヶ月 0.9ヶ月
5)仕入債務回転期間(対月商)  2.4ヶ月 1.3ヶ月
6)棚卸回転期間(対月商)    1.1ヶ月 0.9ヶ月

②安全性(*1は「損益分岐点売上高/実際の売上高」)
1)流動比率(流動資産/流動負債) 187%  166%
2)固定比率(固定資産/自己資本) 108%  125%
3)自己資本比率(自己資本/総資産)42%   37%
4)損益分岐点比率 (*1) 90%   92%
③生産性他(*2は「有利子負債/償却前営業利益」)
1)加工高比率(加工高/売上高)  46%   31%
2)労働分配率(人件費/加工高)  54%   52%
3)債務償還年数(*2)      4.7年 6.1年

3.決算書分析の活用方法。

決算書分析の他社・時系列比較により、傾向とその要因を分析します。次いで具体的改善策の立案と経営計画修正によって、周知を図り経営改善に生かします。

税理士法人石井会計代表
石井栄一氏
岡山市南区新保1107-2
TEL086-201- 1211

本誌:2013年10.7号 25ページ

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