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話題ファジアーノ岡山スポーツクラブ

「緊急支援金」を募集 トレーニング機器購入費など1000万円

 ㈱ファジアーノ岡山スポーツクラブ(岡山市)は、練習拠点「政田サッカー場」の完成に伴い出費がかさんだため、来年1月末まで「練習場整備緊急支援金」を募集している。

 同クラブは、練習場整備を受けてトレーニング機器の購入費負担について岡山市と協議を行っていたが、予算確保の見通しが立たず断念。スクワットやベンチプレスなどのトレーニング機器500万円のほか、大型洗濯機・乾燥機、製氷機、さらに引っ越しに伴う費用400万円を含めると、想定外の出費が約1500万円に膨らんだという。

 施設の指定管理者として限られた予算枠の中で赤字を出さないため懸命のコスト削減努力を続ける中、昨年からJリーグのクラブライセンス制度が始まり「クラブの経営基盤の安定は欠かせず、J1を目指す上では強化費確保も重要」(小川雅洋常務統括本部長)として、トレーニング機器購入などの費用負担に限定し、1口5000円(2口以上)で広く支援金を募ることにした。目標金額は1000万円。

 支援金は郵便振替のほかホームゲームのスタジアムや政田クラブハウス、ファジスクエアなどでも受け付けている。問い合わせは同クラブ(電話086-948-5654)へ。

 ファジアーノは昨年度、スポンサー企業や入場料収入の増加で3期ぶりに黒字を計上した。リーグからもJ1未経験クラブの “優等生”と評される存在だが、「平均30億円」のJ1を目指すには、収益力の壁はまだ大きい。

 また、固定費用が決まった時点では確定収入がゼロで、選手獲得の投資と移籍金の入る時期がずれるサッカークラブ運営は、単年度で収支を合わせるのが難しい。仮に赤字となった翌年に昇格のチャンスが巡ってきて強化費を増やし、運よく昇格を果たせばさらに大幅補強――。小川常務によると、ライセンスがはく奪される3年連続の赤字は「案外陥りやすく、少なくとも勝負を懸ける前年は何としても赤字は避けたい」そうで、経営基盤がぜい弱なファジアーノのようなクラブチームの場合、今回のような「想定外の出費」にはよりナーバスにならざるを得ない側面があるようだ。

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