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ニューフェイス三井造船㈱取締役玉野事業所長 山本隆樹氏

コスト競争力の向上が使命 国内最強の生産拠点目指す

 「全方面で効率化を図り、国内最強の生産拠点を目指したい」―。6月28日付で就任。一番のミッションは、コスト競争力の一層の強化と言い、「まずはグローバル競争のし烈さの認識を高め、目先の収益でなく将来を見据えた危機意識の醸成を促したい」と話す。

 2013年までは年間10数隻の工事量を確保しディーゼルエンジンも同様に受注残があるが、ドルベースの取引が中心となる中、円高による利益の圧迫、韓国のウォン安による価格競争の激化など「環境は厳しい」と強調。その影響を受けた受注分の製造が始まる13~14年には船舶、エンジンの生産コストを20~30%引き下げることを目標に、海外調達、現場の作業工数削減、管理部門のコスト見直しなどに取り組み、「今の市場価格で利益を出せる体制をつくっていく」と意気込む。

 細かいことまで指示しないが、フォローはしっかりするタイプ。従業員には「プロとして有言実行」を求める。長年の人事の経験から、「組織の成果は人の配置で決まる」と言い、作業長などの世代交代が進む中、次のリーダーの人選が重要と説く。「人への関心がマネジメントの基本」との持論も経験から。人をしっかり見ながら、かじ取りする考えだ。

やまもと・たかき。千葉県出身。1976年東京大学法学部を卒業し入社。人事部門を歩み、前職は取締役総務部長。青春時代は野球に打ち込み、東大野球部のエースとして神宮のマウンドに立ち、当時法政大の江川卓に投げ勝ったことも。東京都内の自宅に妻、長女を残し、玉野市内で単身生活。59歳。

本誌:2011年8.22号 21ページ

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