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ジャーナルアマキ

工場屋根の緑化に挑戦 課題の軽量化、布使い実現

  • 軽量で施工が簡単

 のり面保護工事の㈱アマキ(倉敷市児島柳田町2491-1、清水篤社長、資本金2000万円)は、このほど、工場用の屋上緑化システムを開発した。のり面工事に使う特殊な不織布のシートを活用することで夏場に高温になる工場の屋上緑化が進まない原因となっている軽量化や形状の課題を解消した。

 同シートは軽量な再生ペット樹脂製で、水、空気は通すが、土、根は通さないのが特長。長さ50cmまたは1mの三角柱型ポットに成形し、軽量な土を入れ、上面の切れ込みに水やりが不要な常緑キリン草を植え込んだユニット式。普及率の高い折板屋根の凹部にはめ込む。土壌流出せず雑草も防ぐためメンテナンスの手間がかからず、ユニット同士をボタンでつなぐ形式のため、施工が簡単で取り外しなども容易という。商品名は「クロスポット」。

 のり面保護シートの機能性と、手間がかからない常緑キリン草に着目し、公共工事の減少で需要が縮小傾向にあるのり面工事に替わる新たな柱として、約1年半かけて開発。成形には地元児島の高い縫製技術を生かした。価格は1㎡(12本植栽)で1万3000円~。

 今年度の県きらめき岡山創出ファンドの採択を受け、今後、且原真木岡山大学准教授、㈱暁建築設計事務所(倉敷市)、みのる産業㈱(赤磐市)、内田金属㈱(岡山市)と、土壌のさらなる軽量化、荷重、耐久性などのデータ収集、施工技術の改良などについて研究を進める。

 建材業者を中心に販売代理店を募り、全国展開を図り、3年後には5250万円の売り上げを目指す。問い合わせは同社(電話086-473-9510)へ。

家庭向け商品も販売

 同社では、同ユニットを応用した植栽ポットをインテリアやガーデニング向けに販売している。

 軽量で折りたたみでき、割れないのが特長。成形が自由な布の特長を生かしたさまざまなデザインの商品をネットなどで販売している。価格は8cm四方のキューブ型が1155円など。

 屋上緑化システムのサンプルとして同シートの端材で作成した小型の植木鉢が売り込み先で注目されたことなどから商品化した。県の建設業新分野進出計画の認定を受け、販売に注力している。

本誌:2011年8.22号 7ページ
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