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データ岡山県下7月度 主要量販店の販売実績

暑さ・節電対策商品が活況 放射能、相場高と逆風下の生鮮食品

 [概況]7月半ばに梅雨明けし盛夏商材が一気に動きだした。暑さが増すとともに、扇風機や扇子、涼感素材の寝具・肌着など節電対策グッズが売れた。加えて、日曜日が前年比1日多い曜日配列で各店軒並み手堅い実績を残した。

 好調な衣料、雑貨関連の一方で、放射性セシウムを含む飼料を与えられた肉牛の出荷問題の影響から、牛肉の販売は2ケタ近く落ち込んだ。また、青果、鮮魚も相場高で推移し、生鮮3品は苦戦の様相を見せている。店舗別の売上実績は次の通り(%は原則前年対比)。

ビアガーデンが絶好調

 百貨店 岡山高島屋(岡山市)は1.3%増だが目標には届かず。衣料、雑貨が伸びたほか、扇風機を含めた節電グッズが動いた。中元は単月では若干切ったが、期間トータルでは1%増。ビアガーデンは、今年から雨天時に8階レストランを使用しており12.5%増。8月は107.7%を目指す。

 天満屋岡山店(岡山市)はほぼ前年並み。ハワイアンフェスタや、集英社のジャンプショップといった誘客効果が高いイベントを実施。カジュアル衣料が17%増のほか、婦人靴も2ケタ増だった。バーゲンの一斉立ち上げで衣料中心に動きが見られ、比較的高額なインポートブティックも好調だった。

 紳士服ではクールビズ関連が6%増。ステテコを含めた肌着も3%増。涼感素材などの寝具も2ケタ増と、顧客の関心を集めた。扇子や扇風機なども動いたが、7月半ばには品薄となった。中元は前年並みで推移。果物ギフトは好調だった。ビアガーデンは毎週火曜の女子会デーが人気で5%増。

 天満屋倉敷店(倉敷市)はほぼ前年並み。子ども向けが2ケタ増など、衣料が全体的に好調だったが、大型催事が台風と重なったのが響き前年実績には届かなかった。節電対策として需要を伸ばした扇子、扇風機は、7月半ばには品薄となり機会ロスが生じた。食品は精肉が2%増と健闘したが、鮮魚は苦戦。中元はやや下回ったが、ビアガーデンは12%増と好調。

 天満屋津山店(津山市)は水面下。近隣へのディスカウント店出店が影響し食品が苦戦。家庭用品30%増、化粧品が6%増。

 天満屋県下3店の8月の予算はいずれも98%。

牛肉は軒並み2ケタ減

 量販店 天満屋ストア(岡山市)は前年を確保。衣料が1%増。夏物が好調だったほか、旅行関連グッズが後半に動いた。特に子ども・ベビーの動きが良い。住居関連も前年実績を達成。節電関連、猛暑対策グッズが動いた。敷きパットや暑さ対策の首回りなどを冷やすクールネックといった商品が良かった。ステンレスボトルも好調。家電では扇風機のほか、地デジ化の駆け込み需要で小型テレビが伸びた。

 食品は100%。飲料が好調で、加工食品全体で前年を上回った。生鮮は軒並み苦戦。精肉は牛肉が2ケタ近い落ち込み。鮮魚は相場高で推移しいまひとつ。青果は野菜が高値で推移したことで動きは鈍かったものの、果物は好調。中元は前年割れ。個店では笠岡美の浜店が12%増、大安寺店5%増、ポートプラザ店4%増。8月は98%の予算。

 イトーヨーカ堂岡山店(岡山市)は水面下。食品が苦戦。精肉では牛肉が2ケタ減。鮮魚もマグロなど高値で推移し苦戦。ウナギは13%増。青果は果物が好調で前年を上回った。中元は東日本地域への配送が激減したことで、前年を下回った。飲料は2ケタ増。たばこも商品が揃い15%増。

 衣料は前年並み。速乾性などの機能性肌着と、紳士のワイシャツ関連が2ケタ増。住居関連は低調。涼感素材の寝具や涼感グッズは動いたが、一部商品が欠品したことで伸び悩んだ。化粧品は3%減。8月は前年並みを目指す。

 イズミヤ津高店(岡山市)は6%増。衣料が14%増と好調。靴と子ども関連の動きが良く、水着も25%増。婦人は伸び悩んだ。住居関連は16%増。地デジ化の駆け込み需要で、テレビ・チューナーなどが3倍の売れ行き。扇風機は品切れとなった。寝具は6%増。

 食品は前年をクリア。飲料が13%増だったほか、調味料、缶詰などが伸びた。半面、牛肉が2ケタ減で、精肉が苦戦。青果、鮮魚も相場高でいまひとつ。中元も前年を割り込んだ。8月の目標は100%。

 ゆめタウン倉敷店(倉敷市)は前年をクリア。食品売り場のディスカウント化から1年が経ったが、食品は前年を上回った。好調なのは中元で、業態変更した競合店が中元商品を扱わなかったこともあり2ケタ増。しかし、生鮮品が軒並み割り込んだ。精肉は牛肉が落ち込んだ。野菜、鮮魚も比較的高値で推移したため苦戦。果実は中元が好調な影響もあり2ケタ近い伸び。

 衣料は前年をクリア。子ども向けが好調な半面、紳士・婦人のフォーマルは低調。住居関連も前年を上回った。寝具・インテリアで涼感・吸汗素材のものが伸びている。扇風機は7月下旬に品薄となったが、2倍以上の売れ行きだった。8月は前年クリアを目指す。

一番街、催事効果で2%増

 専門店 岡山一番街(岡山市)は2%増。昨年は8月に行った着物のやまとの大型催事が上乗せとなり、衣料が6%増。しかし、バーゲンを6月に立ち上げたテナントが多く、その反動で催事以外は振るわず。身の回り品、飲食は割り込んだ。中旬以降は比較的良かった。8月は前年並みの目標。

 さんすて岡山(岡山市)は南館が4.4%増、北館が2%近い伸びだった。南館は鉄道利用客の増加でほぼ全部門で前年をクリア。中でも化粧品が6%増、書籍が20%近い伸びだった。北館6月にバーゲンを立ち上げた反動で、衣料が前年割れ。2階の書籍、雑貨はともに2ケタ増。8月は南館、北館ともに105%を目指す。

本誌:2011年8.22号 18ページ

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