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ジャーナル岡山県下主要企業入社式・トップ訓示

顧客本位のサービスを 難関乗り越え人生切り開け

  • 新入社員42人を迎えたトマト銀行

 新年度がスタートした4月1日、岡山県下の多くの企業で入社式が行われた。景気回復が鮮明になり、新たな事業展開や出店攻勢などを要因に新規採用を増やす企業も多かった。主要企業8社・グループのトップの訓示では、困難に挑戦する姿勢や誠実さを求める声が寄せられている。

≪中国銀行 宮長雅人頭取≫心のサービスで信頼を

 金融機関は社会から絶大な信用があってこそ成立する「信用事業」を営んでいる。その中で、お客様本位の心のサービスを提供してほしい。お客様に明るく誠実に接することで、心を開きさまざまな相談を受けるようになる。そして、悩みや課題を解決できれば、信頼関係も強固になる。また、銀行の業務範囲が加速度的に拡大している。幅広い知識、スキルが必要で「さすが中国銀行の行員だ」と言われるように向上心をもって積極的に自己研さんに努めてほしい。3番目に利他の心を持つこと。他者の幸福を願う行動をとっていれば、回り回って自らに返ってくる。若さというエネルギーを最大限に活用し、厳しい状況を成長の機会に変えてほしいと思う。(新入行員134人)

≪トマト銀行 中川隆進社長≫志持ち金融のプロ目指せ

 銀行員の3つの心構えを話したい。1つはコンプライアンスの絶対優先。高い公共性が求められ、社会のルールに反したり、お客様に迷惑を掛けると銀行全体の信用が失われることを常に心に置いてほしい。2つ目は、お客様満足の追求。当行ではお客様満足地域潤・を経営目標に掲げている。親切丁寧に接し、迅速に要望に応えられるよう心掛けてほしい。3つ目は志。皆さんには業務を通じ地域に貢献したいという強い志がある。実現のため1日も早く、幅広い知識と専門分野の能力を身に着け金融サービスのプロとなってほしい。会議などではおくせず発言し、壁にぶつかれば遠慮なく上司、先輩に相談してほしい。必ず味方になる。経験は財産。1つひとつ難関を乗り越えることで人生は大きく開けてゆく。(新入社員42人)

≪天満屋グループ 伊原木省五社長≫新鮮な感覚仕事に生かせ

 消費税率8%がスタートし、個人の消費動向や企業のコストダウンなど各社を取り巻く環境に変化が表れてくるだろう。規模を問わずちょっとした変化は毎月起きているもので、迅速に対応できればチャンスにつながる。天満屋は創業185周年を迎えたが、過去の成功体験だけにとらわれていれば生き残れない。皆さんの新鮮な感覚を仕事に生かしてもらいたい。それが企業の成長につながる要因となる。ただ、お客様が幸せになることに取り組むという基本は忘れないでほしい。(新入社員グループ7社78人)

≪カバヤ・オハヨーグループ 野津喬代表≫目標持って絶えず挑戦

 企業にとって社員が一番の財産。試験や面接などさまざまな関門を乗り越えて入社した皆さんを新戦力として迎えられることをうれしく思う。今年は消費増税があり、資材調達などメーカーにとって非常に厳しい年になるだろう。生き残るのではなく、勝ち残るためにも社会の変化に対する対応力が重要になる。厳しい時代を乗り切るために、皆さんも柔軟な考えで仕事に取り組んでほしい。失敗を恐れず、人生も仕事も夢を持って自分なりの目標を設定し、絶えず挑戦してもらいたい。(新入社員グループ5社102人)

≪両備グループ 小嶋光信代表≫個性とやる気で切り開け

 厳しい中で、両備グループが成長し続けられている秘訣は行動規範の「知行合一」を実行していることだ。良いと思うことは「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」を徹底し、速い意思決定で東南アジアなど海外の事業拡大にもつなげている。スピード感は能力よりも重要で、失敗してもすぐに手を打つことで最小限にとどめることができる。これからは、汗をかき努力するだけでは国や企業を支えることができず、若い皆さんの豊かな個性とやる気が次の時代を切り開く大切なポイントとなる。忠恕(思いやり)の心で行動し、社会、顧客、社員を幸せにできる人財になってもらいたい。(新入社員グループ26社180人)

≪はるやま商事 治山正史社長≫顧客第一主義に徹しろ

 今年は新規事業展開をにらみ前年の2倍以上の新入社員を迎えた。わが社の理念は「お客様第一主義」。すべての判断基準は、お客様に喜んでもらえるか考え行動すること。対応に迷った時にこそ思い出してもらいたい。今日から皆さんは私たちの大切な仲間。新しい世界で悩みや不安があれば、私をはじめ全スタッフが相談にのる。何も心配ないので、思い切って人生を歩んでほしい。私自身も、皆さんの人生が良くなるように全力で努力するので、一緒に明るい未来をつくっていこう。(新入社員169人)

≪クロスカンパニー 石川康晴社長≫創造力ともてなし力に期待

 今年で創業20周年の節目を迎え、変わらない考え方として「人と違うことを考えよう」を続けてきた。非正社員が一般的なアパレル業界での全員正社員雇用や、テレビCM戦略、反日デモ時の中国進出など、多くの経営者から反対されたが実行したことで成功につながっている。これからも果敢に新しいことを考え挑戦し、安定を目指さず革新的な事業を展開していく。皆さんにも創造力と、世界一の接客をする「おもてなし力」を期待したい。社会人となり困難が訪れた時には「やまない雨はない」の精神を思い出し、逃げずに乗り越えてクロスカンパニーで活躍してもらいたい。(新入社員251人)

≪ハローズ 佐藤利行社長≫課題に挑戦し自身の成長に

 年商1000億円達成を見込む今年度は、消費増税の年となった。小売りは、安倍政権発足後高額品に動きが見られるものの、当社が扱う日常品ではデフレ感が残る。小売りはオーバーストアである上、高齢化が進み業界環境は厳しい。その中でも、当社は成長し続けてきた。今年度も5店を出店する予定だ。まだまだ現在進行形の会社であり、全員参加型の経営を目指す。社員1人ひとりが成長した結果が、業績に表れると期待している。皆さんも社会人になれば、壁となる課題が出てくる。その課題に前向きにチャレンジすれば、自分を大きく成長させる要因となる。個々が能力を高め、素晴らしい会社をつくり上げていこう。(新入社員106人)

本誌:2014年4.14号 12ページ

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