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インタビュー・対談ゴルフトーナメント地域活性委員会 会長  土井 邦良氏

日本1のステップ・アップ・ツアー実現 ギャラリー1万人達成 “岡山流”の運営全国へ

  • バックにあるのは出場選手のサイン

山陽新聞レディースカップ
このほど玉野市で行われたLPGAステップ・アップ・ツアー「山陽新聞レディースカップ」が、ギャラリー数1万人を達成した。ステップ・アップ・ツアーはレギュラーツアーの出場権を持たない選手や今年のプロテスト合格者などを対象とした、いわば“2軍”の大会。レギュラーツアーをもしのぐギャラリー数達成は前代未聞の出来事であり、今後のステップ・アップ・ツアーの在り方を左右しかねない“大事件”でもある。1万人達成の偉業はいかにしてなされたのか。全面支援を続けてきたゴルフトーナメント地域活性委員会会長の土井邦良氏(ミサワホーム中国㈱会長)に聞いた。


大目標だった1万人突破を達成した。

ギャラリー数は初日の9月15日が6155人、2日目で最終日の16日が6224人で合計1万2379人でした。同大会以前のステップ・アップ・ツアーの最高が1600人だったことを考えると1万人超えは驚異的な数字です。山陽新聞レディースカップは今大会で3回目を数え、1、2回大会はともに7500人を超える実績でした。そこから1万人までの2500人の獲得は決して容易ではなく、さらに7500人に要した以上の努力が必要でした。主催者とともに考えられ限りの手を尽くしました。1万人が達成できたことは感無量です。

今までのステップ・アップ・ツアーに見られない数々の取り組みがある。

土日開催、最高賞金額となる総額2000万円、優勝賞金360万円、サイン会・プロとの記念撮影、パター大会などの各種イベント、海外旅行が当たる抽選会、B級グルメ・飲食コーナーなど、すべてこれまでのステップ・アップ・ツアーにはなかったものです。交通の利便を図るため、今回はJR岡山駅からのシャトルバスや、グループ参加する企業を回るチャーターバスも運行しました。観客動員数だけでなく内容的にもレギュラーツアーに匹敵する、いやそれ以上の大会になったと思っています。

トーナメント地域活性委員会の支援の目的は。

当委員会は地元企業や行政が参加し、全国規模のゴルフトーナメントを通じて岡山の活性化を図ろうとするボランティア組織です。ニューヒーロー・石川遼君を誕生させ脚光を浴びた男子トーナメント・マンシングウェアオープンKSBカップではギャラリー数2位(2008年)を達成、そこでたくさんのノウハウを培いました。「岡山を元気にする起爆剤の1つに」と岡山開催を決めていただいた当大会では、体制を拡充・強化し、全力でバックアップに当たってきました。

どのような大会を目指してきたのか。

男子トーナメント以上に親しみやすく楽しめる大会にしたいと思って取り組みました。女性らしく華やかで感動的なプレーを目の当たりに見てもらう。また、ゴルフ愛好者だけでなく各種イベントや抽選会などを行い、家族みんなで楽しんでもらえる、そんな大会を目指しました。一方、選手にとっても満足してもらえた大会になったと思います。無名や新人の選手にとって、サイン会、前夜祭でのファンとの触れ合いや、レギュラーツアー並みの多くのギャラリーに見守られてのプレーは成長に役立つ貴重な経験です。選手たちには喜んでもらい、多くの礼状も届きました。そんな選手が岡山のファンとなり、岡山の活性化につながるのだと思います。

今後の大会の目指す方向は。

当大会はステップ・アップ・ツアーの歴史を変えました。1万人達成は、何よりも地域が一体となって盛り上げようという熱意が成し遂げたものだと思います。また、男子トーナメントに続き女子でも“岡山流”の運営が注目されています。今回で当初目標が達成されたことから、ステップ・アップ・ツアーとしては次のステップに入ります。今大会がステップ・アップ・ツアーの新しい可能性を見出したのは事実であり、小林浩美LPGA会長からは年間賞金獲得額にカウントされる「3日開催」の話も出ています。台風シーズンを避けるため開催時期の再検討も必要かもしれません。いずれにしても早めに方向を決め、準備を進めていきたいと考えています。

本誌:2012年10.15号 6ページ

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