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インタビュー・対談(株)ザグザグ社長 藤井孝洋 氏

年商300億円は“出来過ぎ” 年間10店の出店を継続

 ドラッグストアチェーンの(株)ザグザグ(岡山市)が今春、創立20周年を迎える。県下ドラッグストア業界は数年前まで、地場3社が売上高、店舗数で均衡する状況だったが、年間10店程度の新規出店を続けてきた同社が店舗数、売上高で抜きん出た存在となった。藤井孝洋社長に、20年を振り返っての感想、今後の展望などを聞いた。
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◆今年20周年迎える感想。
 昨年末までに全73店、年商300億円を計上するまでに成長したが、正直出来過ぎだ。創業した1990年当初はドラッグストア業界でM&A(企業統合)といった概念は無く、年商100億円あれば地方では安泰と考えられていたが、全国大手チェーンが地方進出し、グループ化を進める今では300億円でも中途半端な規模。業界全体が想像以上のスピードで変ぼうを遂げている。

◆県内でも(株)ラブドラッグスが業界最大手の(株)マツモトキヨシとFC契約を交わし、金光薬品(株)もセガミメディクス(株)と業務提携するなど、大手によるグループ化が進んでいる。
 当社でも、“成人”を迎え年ごろになったせいか、“縁談話”を持ちかけてくる業者が増えた。ただ、業界ではトップダウンの企業が多い中、当社はノルマや日報などの業務報告が原則無く、社員同士で考え決める独自の社風で、絶対に他社とはかみ合わない。気楽な“独り身”が向いている。

◆今後の目標は。
 数値目標も設定していないが、チェーン展開する企業にとって、出店が止まることは衰退につながる。現在、倉敷、香川県丸亀両市内など3店程度で出店が決まっており、この数年間継続している年間10店程度は出店したい。

◆県下50店体制となったが、岡山市中心部や市南部では店舗の印象は薄い。
 ほとんど店舗が無い市内中心部などは出店したいエリアだが、店舗規模が創業当初の店舗面積150坪から、今では300坪、400坪スタイルが標準化し、なかなか物件が見当たらない。「高屋店」以東の市東部や備前市など出店余地はまだ多く、100店体制になってもカバーし切れないと考えている。

本誌:2010年2.1号 8ページ

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