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巻頭特集オージー技研

コスト削減へ物流倉庫建設 内製化率も大幅に引き上げ

  • 邑久工場に建設した第4倉庫

 オージー技研が瀬戸内市邑久町向山77の邑久工場敷地内に整備していた「第4倉庫」が完成し、2月7日に竣工式が行われる。製品を保管するための物流倉庫で、鉄骨3階(延べ4130平方メートル)の規模。

 医療機器、リハビリ機器、福祉機器のパイオニアとして製品力、技術力に定評のある同社だが、「100年に一度」とも言われる今回の不況では大きな影響を受けたという。そこでいち早く社内の構造改革に着手し、その柱の1つがコスト収益構造の改革だ。

 具体的には▹主力製品の設計変更によるコストダウン▹商品製造の内製化▹仕入れコストの削減―で、内製化率はこの1年で従来の40%から80%程度に急上昇している。そのために邑久工場の工程を2倍に拡大、倉庫の増設はそれと一体的に取り組んだ。岡山市内で賃借している倉庫(全体の30%程度)から、半年かけて順次移していく予定。

 事業費は約5億円で、過去の蓄積が迅速な対応を可能にした。また、高齢化の進展で同社の事業領域は成長市場だっただけに収益構造にはこれまであまり手を付けておらず、短期間で成果を上げることができたという。

 ただ、利益面が回復しても、価格を引き下げたこともあり売り上げの伸びは難しい時代だけに、奥村康成総合企画部長は「問題はこれからで、今までとはやり方を変えていく必要がある」と指摘する。営業をエリアごとの担当から「医療」と「福祉」に分けて専門性を高めたほか、「機能連携統括室」を立ち上げ、機能ごとに分かれた組織に“横ぐし”を入れてプロジェクト的に取り組む手法も取り入れており、厳しい時代を生き抜くための企業体質強化をさらに進める方針だ。

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