WEB VISION OKAYAMA

巻頭特集コアテック

風力発電装置の開発を強化 組み合わせで“いいとこ取り”

  • 開発中の風力発電装置

 企業が安定した事業経営を図る上で多角化は重要な戦略で、地球温暖化への関心の高まりもあり環境ビジネスに参入するケースが急増している。省力化機械・設備メーカーのコアテックは、売上高の約80%を占める自動車関連事業の環境が厳しいこともあり、太陽光発電、風力発電、ソーラーシステムなどを手掛けるエコロジーグループの事業を強化する方針。

 今春には羽根部分の直径が6.67mという、既存商品より大型の風力発電装置を発売する予定。同グループ担当の光畑共久執行役員は「大型の風力発電なら経済性は太陽光発電を上回る。インフラ整備の遅れている海外市場を中心に売り込んでいきたい」と期待を寄せる。

 同社が環境事業に進出したのは、温室効果ガス排出の削減目標を定めた京都議定書が採択された「COP3」開催前年の1996年。浮き沈みが激しい自動車関連事業から多角化を目指したもので、現在では売上高全体(09・3期、56億2500万円)の5~10%を占めるまでになっている。

 環境ビジネスは、電力会社による余剰電力買い取り価格の倍増なども追い風となり、太陽光発電を中心に今後の伸びが期待される。光畑執行役員は「太陽光と風力を組み合わせたハイブリッドシステムなど、自然エネルギーの“いいとこ取り”で導入効果をPRし、環境部門の売り上げを2年後に倍増させたい」と意気込んでいる。

PAGETOP