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話題黄金の都シカン展

1000年前の文化の全体像示す 儀式用装身具など200点展示

  • 《シカン黄金製大仮面》11世紀初期ペルー文化庁・ペルー国立シカン博物館蔵撮影:義井豊

 「インカ帝国のルーツ 黄金の都シカン展」(山陽放送㈱など主催)が、4月3日まで、岡山市北区駅元町15-1の岡山市デジタルミュージアムで開催されている。

 シカン文化は、古代アンデス文明の1つで、9~14世紀後半にかけて現在のペルー北海岸で栄え、優れた黄金製品の製作技術は後のインカ帝国に大きな影響を与えたといわれる。島田泉・南イリノイ大学教授が約30年前から発掘調査を手掛け、1991年に日干しレンガで作られた巨大ピラミッド「ロロ神殿」横に眠る墓を発掘し、支配者層の男性と4人のいけにえ、儀式用の黄金の装身具などの遺物を発見。その後も調査を続け、文化のアウトラインを徐々に明らかにしている。

 今回の展覧会では、ロロ神殿東の墓の主埋葬者の顔につけられていた、「アーモンドアイ」と呼ばれるつり上がった目が特徴の黄金製大仮面、トゥミと呼ばれる黄金製の儀式用ナイフ、支配者層の遺体を布で巻き包んだミイラ包み、土器など約200点を展示。文字のない文化像を、遺物を通じて復元する取り組みを紹介している。

 入館料は大人1200円、高校生・大学生・専門学校生900円、小・中学生600円。

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