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ジャーナル岡憲塗装

「人命」重視の耐震補強工事に参入 外側から施工可能で低コスト

  • アイワン工法のイメージ

 ㈱岡憲塗装(岡山市南区浦安西町135-14、高橋憲志社長、資本金1000万円)は、このほど、耐震補強工事に参入した。建物の外側から施工できる低コストの「アイワン工法」で、自然災害が少なく、地震に対する危機意識の比較的乏しい岡山県下で普及を目指す。

 同工法は、東海地震対策が急務となる中、耐震補強の普及を目指し名古屋工業大学が中心となり産学官で共同開発したもの。使用する材料の販売や営業支援を行う日本住宅耐震補強㈱(名古屋市)と岡憲塗装が代理店契約を結び事業展開する。

 一方からの装着で固定可能な特殊な形状の「アイワンボルト」を外壁面の基礎部分と梁に装着し、筋交いを取り付ける作業のみ。内壁をはがすような作業は必要なく、工期は2日間程度で日常生活にも支障はない。標準的な建物で5、6カ所の施工が必要だが、価格は1カ所当たり約13万円で、通常の3分の1程度。

 対象は1981年以前に建てられた木造在来軸組工法の住宅で、受注目標は年間30棟。

 同社では、塗装のみにとどまらず、住まいに関する総合的なサービス提供を目指しており、震度6強の地震で建物が受ける被害目安を「一応倒壊しない」判定レベルにまで引き上げるだけでなく、建物が被害を受けても、施工個所が住民の命を守るための避難経路であり、救助活動の通路になると考えられていることに共感。事業化を決めたという。

 岡山県によると、東南海・南海地震が30年以内に発生する確率は60~70%。高橋社長は「神話は必ず崩れるもの。岡山でも地震はいつ起きてもおかしくなく、対策の重要性を普及させたい」と話している。

 アイワン工法に関する問い合わせは同社(電話086-232-3500)へ。

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