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ジャーナル両備ホールディングス

京山タワーの植物工場完成 太陽光発電利用し共同研究スタート

  • 生まれ変わった「京山ラボ・パーク」とみずみずしい野菜

 両備ホールディングス㈱(岡山市北区錦町6-1、小嶋光信社長、資本金4億円)が、岡山市の京山ソーラー・グリーンパーク(旧京山ロープウェー遊園)に整備していた植物工場が完成。同所で集光型太陽光発電システムの日米共同実証実験中の(独)産業技術総合研究所と共同で、2月1日から太陽光発電を利用した植物人工栽培研究がスタートした。

 野菜生産に関する課題解決に取り組む研究施設と生産拠点の機能を併せ持つ「ラボ・パーク」。京山タワー1階(400㎡)を改装し5段栽培棚を4レーン設置しており、レタス換算で日産800株栽培可能。1カ月当たりの平均電力使用量3万3000kWのうち、50%弱を太陽光発電で賄う計画という。

 外科手術室並みのクリーンな環境を確保し、葉物野菜を中心に約30種類の野菜を栽培。ビタミンCの含有量が多いホウレンソウ、鉄分が多い小松菜、夏場の栄養源として中華料理で広く使われる空心菜など、露地物と差別化した特定疾患者向け機能性野菜の生産技術確立、野菜育成に最適な光源開発なども研究する。プラント設置費用は約5000万円。

 両備グループが開発した植物工場は、培養液の循環装置に不純物を取り除くろ過装置を設けてメンテナンスをほとんど必要なくしたほか、植物に最適な肥料濃度に調整する自動追肥装置を設けたのが特徴。第1回の収穫時期は3月中旬の予定。

 4月上旬以降に一般公開し、遊歩道も整備する。小嶋社長は「環境、エネルギー、食料自給という課題解決につながる研究を子どもたちが間近に見ることで知識を深め、日本の技術力に誇りを持ってほしい」と話している。

 岡山の新たなランドマークとして山陽新幹線から目に付くよう、毎日午後5時半~深夜零時にライトアップしている。

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