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[生保] 「保険料」と「配当金」の仕組み

Q.生命保険での保険料と配当金はどういった仕組みなのでしょうか。

配当金は保険料のおつり

A.多くの人があらかじめ保険料を払い込み、助け合う仕組みの生命保険。保険料は、将来についての見込みをもとに加入者ごとに決められ、公平に負担します。配当金は、見込みと実際の差により生じるいわば「保険料のおつり」で、毎年必ず受け取れるわけではありません。

●保険料は、契約する人全体で「払い込む保険料の総額・運用収益」と「受け取る保険金などの総額・生命保険事業の運営経費」、つまり収支が等しくなるように決められます。

●性別や年齢に応じた亡くなる確率などを用いて、それぞれの契約者の保険料負担が公平になるように保険料の金額が決められます。

 実際の保険料は、3つの「予定率」をもとに決められます。
予定死亡率…契約の期間中に、亡くなる人はどれぐらいか
予定利率…資産運用をして、得られる収益はどのくらいか
予定事業費率…生命保険会社の経費はどのくらいか

 契約時に見込まれた「予定率」と「実際の率」に、差が生じることがあります。保険料を決める予定率と、実際の率との差による「余り」があれば、余りをもとに「配当金」が契約者に返されます。一方、運用環境の悪化などにより、「余り」がないと、配当金はゼロになります。

※それぞれの契約者が受け取る配当金の額は、保険種類など契約内容によって異なります。

 配当金は、保険料の事後精算として受け取れるものです。
・預貯金の利息(あらかじめ約束された利率をもとに受け取れるもの)とは意味が異なります。

・設計書・提案書に配当金が書かれている場合、その金額は保証されたものではありません。直近の決算による配当率などがそのまま続くと仮定して計算された試算値です。

 生命保険には、配当金のある保険(有配当保険)と、配当金のない保険(無配当保険)があり、配当金のある保険は、主に2つのタイプに分かれます。

 1つが、3利源配当タイプです。3つの「予定率」をもとに立てた予測と、実際の率との差によって余りがあった場合に、毎年配当金を受け取れる生命保険。通常、配当の対象になるのは契約後3年目からです。もう1つは利差配当タイプ。予定利率だけをもとに立てた予測と、実際の率との差によって余りがあった場合に、配当金を受け取れる生命保険。通常、余りがあれば契約後6年目から5年ごとに配当金を受け取れます。

岡山県生命保険協会
岡山市北区駅前町1-9-15明治安田生命岡山ビル6F

本誌:2010年11.15号 25ページ

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