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高松から上海へ

 11月1日、香川県が中国の格安航空会社(LCC)「春秋航空」と高松-上海間に定期路線を開設することで合意した、と新聞やテレビが報じていました。羽田空港の国際化のニュース以上に岡山市に住む私にはうれしいニュースでした。

 春秋航空と言えば開港はしたものの閑古鳥が鳴く茨城空港から上海までチャーター便の往復チケットをたったの4000円で売り出して注目をあびている会社ですが来年3月末に開設予定の高松便は日本初の定期便路線になるとか。

 高松便にも4000円の席が登場すれば上海が一気に近づきます。それにしてもJRマリンライナーと空港バスを利用して岡山駅から高松空港まで往復で約4000円ですからいったい空のお値段はどうなっているのだろうと思います。

 LCC(Low Cost Carrier)会社がコストを低く抑えられる理由は、保有機種をひとつに限定して機体整備にかかるコストを徹底的に削減、機内サービスは有料、席と席の間隔を詰めてキャパシティーを極限までアップするなど合理的な理由によるものとされています。さらにLCCは機体がオンボロかというとその逆で、燃費のいい最新鋭のジェット機を使用しているとのことです。

 背が高く横幅も1.5人分ぐらいある私にとって席が狭いのが一番の問題点ですが、ふつうの飛行機のエコノミー席も十分狭くどんぐりの背比べに過ぎません。それに正月やお盆の帰省ラッシュのときに東京まで新幹線で3時間以上立ったまま我慢を強いられることに慣れている日本人にとっては狭くても座れるだけ天国、上海までの飛行時間も2時間弱で問題ありません。

 この高松便の開設にあたっては浜田香川県知事自ら上海の春秋航空本社を訪れ会長と会談した結果だそうです。香川県の頑張りに比べて岡山県は新規路線誘致にどんな努力をしているのでしょうか。

 1年ほど前に岡山空港の出国ロビーで県の職員がアンケート調査をしていました。開設希望都市名を書く欄に私はバンコクと台北を記入したのですが、ぜひ岡山とこの2都市を直結する路線を実現していただきたいと願っています。かつて広島に乗り入れていたバンコク航空は撤退してしまいましたが、高松-上海便のようにLCCなら十分勝算はあると思います。石井知事の尽力を切に望みます。

本誌:2010年11.15号 14ページ

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