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データ岡山県下6月度主要量販店の販売実績

百貨店バーゲン前倒しで衣料動く ライバル店減り岡山市中心部の施設は軒並み好調

 [概況] 百貨店が7月立ち上げのバーゲンを6月30日に前倒したことで、天満屋、場㊨ョとも久々に衣料が前年を上回った。また、梅雨入りしたものの比較的天候に恵まれ、吹き抜けのアウトレットモールやビアガーデンが好調。来店客数を増やした施設が多く、特に岡山市中心部とその周辺ではイトーヨーカ堂閉店後総合スーパー中心に客数、売り上げを伸ばしている。店舗別の売上実績は次の通り(%は原則前年対比)。

高島屋、天満屋とも2%増

 百貨店 岡山高島屋(岡山市)は2%増で、5カ月連続で前年を上回った。入店客数は6%増だったほか、バーゲン初日が6月30日となったことで、婦人・紳士衣料ともに前年を上回った。アクセサリーや化粧品、婦人雑貨はいずれも8%以上伸びた。食品は上回ったが、中元は期間が伸びた中で横ばいにとどまった。イオンモール内のフードメゾンも2ケタ増。ビアガーデンは12%増と好調だった。インバウンドは60%増。7月は前年クリアを目指す。

 天満屋(岡山市)は県下3店の合計で2%増。バーゲン立ち上げに加え、例年3月に実施していた外商客対象のセールを6月に移したことがプラスの要因となった。ウエートの高い岡山店は、衣料が4%増。身の回り品は14%増。ハンドバッグ、靴が好調だった。雑貨はいまひとつ。美術品の落ち込みが大きかったが、2ケタ増の化粧品のほか高級時計が動いた。食品は前年割れ。中元は、期間が4日減った中でほぼ前年並みを確保したが物産催事などイベントが振るわなかった。地下食品街は、飲食店が退店した影響で横ばいだった。

 倉敷店も衣料が前年を上回った。中元は期間が短かった分前年を割りこんだ。ビアガーデンは20%増。ランドセルの催事も好調だった。7月は3店合計で100%を目指す。

天満屋ストア2%増

 量販店 天満屋ストア(岡山市)は既存店実績で2%増。食品が1%増。青果は1%増。野菜は相場安だったが、産地直送を切り口にしたセールを展開し前年を確保した。果物はかんきつ類が50%増、メロンやスイカはいまひとつだった。精肉は4%増で、週末に通常の2倍の量のメガ盛り(4~5人用)を売り出す「大肉の市」などが好調で、国産牛、豚肉が伸びた。鮮魚は1%増。寿司が好調だったほか、ブリが2ケタ増。マグロやカツオ、サケの価格高騰で振るわなかった。総菜は4%増。一般食品も好調で、健康食品として女性に人気となっている甘酒が20%増だったほか、飲料やデザート、乾めんなどが伸びた。

 住居関連は12%増。昨年導入したロフトや宮脇書店などのテナントが好調。その分直営部分の売り場を縮小した店があったが、涼感素材の寝具やステンレスボトルなどが伸び前年並みとなった。衣料は1%増。婦人は1%増。20日ごろ開始したセールが好調だった。紳士も夏物素材の長そで商品が伸び前年を上回った。

 個店では、イトーヨーカ堂撤退の影響から、岡山市近郊の岡北(8%増)、原尾島(6%増)の両総合スーパーが好調。昨年4月開店の真備店も固定客が増え7%増だった。7月は101%を目指す。

 ゆめタウン倉敷(倉敷市)は前年を確保した。近隣競合店のザ・ビッグが4月下旬に改装オープンしたため食品は苦戦したが、衣料でカバーした。食品はビッグのオープンセールが続いた影響で青果など生鮮食品が振るわず。ビッグが食品中心になったことで、衣料は前年をクリア。住居関連は前年並み。6月半ば、ビッグのテナント棟に百円ショップ、ドラッグストアがオープンしたことで化粧品などが振るわなかったが、寝具などの伸びでカバーした。7月は前年並みを目指す。

MOP、スポーツ関連が好調

 専門店 岡山一番街(岡山市)は水面下。前年は6月に実施した着物催事が7月以降になったほか、5月末にフードコート「ジェネラルファーム」が閉店したこともあり減収。化粧品など生活雑貨は前年を上回った。7月1~31日、さんすて岡山とともにバーゲンを実施。

 さんすて岡山(岡山市)は前年クリア。駅利用者の増加で土産物・食品が2ケタ近く増加。雑貨も好調。飲食は堅調だった。7月3日、南館2階にホットドックも扱うミスタードーナツがオープンした。

 アリオ倉敷(倉敷市)は水面下。昨年、改装前の閉店セールを実施した家電の反動減と、1月に退店した衣料の大型テナントの穴をカバーできなかった。サービス、食品はほぼ前年並み。インバウンドが好調で化粧品、薬品は前年を上回った。7月の目標は前年並み。1日に水着のセレクトショップ「ミルスクワー」がオープンした。

 三井アウトレットパーク倉敷(MOP、倉敷市)は前年実績をクリア。天候不順だった前年に比べ晴れの日が多く来店客数が増えたことで、スポーツ関連が好調だった。アパレル関連は客単価が減少し横ばい。7月も前年クリアを目指す。8日にバッグ、アパレルの米国ブランド「ケイト・スペード」がオープンした。8月10日には、シューズ&バッグ専門店「スケッチャーズ」を導入する。

本誌:2017年夏季特別号 25ページ

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