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巻頭特集Ⅱコクヨ山陽四国販売

働き方改革はオフィス環境改善から ライブオフィスで生産性向上

  • 「働き方改革はオフィス環境の改善から」と話す白髭社長

 コクヨ山陽四国販売㈱(岡山市北区磨屋町3-10岡山ニューシティビル6階、白髭千晴社長、資本金2930万円)が、オフィス全体をモデルルームに見立てた「ライブオフィス」を採用して2年半。政府が推進する働き方改革で職場環境改善の機運が高まっていることもあり、多くの企業が見学に訪れ、同社の業務の生産性向上も進んでいる。

 労働人口が減り企業には生産性向上が求められており、手間やコストなどの「インプット」を減らし、機会や成果などの「アウトプット」を増やす必要がある。ある意味、労働時間を減らし成果を増やすのは矛盾するようにも思えるが、個人占有席では資料がたまりやすく仕事も属人化しやすく、社長や役員の席を窓際に並べる配置など「従来のオフィス環境には無駄が多く、改善の余地がある」(白髭社長)ことから、「効率性」「創造性」「快適性」を追求したオフィスを実現した。

 約500㎡のうち、執務スペースに当たる「オフィスゾーン」が60%。残りは提案作成、プレゼン訓練、フェア・セミナー、異業種交流会などに活用できる「クリエイティブゾーン」に充てた。

 フリーアドレスのオフィスでは「10人で7人分」の席をシェアし、資料と執務スペースを完全分離。クリエイティブゾーンではホワイトボードを活用した打ち合わせ、外部とのコラボセミナーなど今までにない創造的活動も生み出している。また、「在庫」を減らす発想で、文房具はすべて専用の棚に共有化し、オフィス改善ボードには各人が感じたことを自由に掲出。「オフィスは会社から与えられるものではなく、自分たちで考え、創り上げるもの」という理念に基づき、快適性の高いオフィスを目指し続けている。

 クリエイティブゾーンが4割を占めることについては社内でも議論があったそうだが、運営コストで年間480万円削減(家賃、減価償却費を除く)したほか、民間からの受注が2015年度実績に対し翌年には約10%増、設計関与のプレゼン案件の成約率は16年度57%から17年度82%と大幅に伸びた。見学者は年間200人ほどに上り、岡山県教委の働き方改革推進モデル校の取り組みなど、支援実績を伸ばしている。

 白髭社長は「岡山は自然災害も少なく、除雪など“無駄”なコストがかからない潜在的に豊かな町。ライブオフィスを見て仕事の仕方を振り返り、オフィス環境を考え直すきっかけにしてほしい」と話している。

 ライブオフィスに関する問い合わせは同社(電話086-225-3445)へ。

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