WEB VISION OKAYAMA

ジャーナル両備グループ 小嶋光信代表

路線維持に最大限努力 認可反対は断固継続

  • 全路線維持を目指す方針を表明する小嶋代表

 岡山駅前~西大寺方面への「めぐりん」(八晃運輸㈱運行)参入は地域公共交通網の破たんにつながる―として、赤字31バス路線の廃止届を提出した両備グループの小嶋光信代表は、3月5日の記者会見で、地域協議会での議論を通じ、全路線の維持へ最大限努力する方針を明らかにした。

 2月8日の記者会見から5日後、国土交通大臣が会見で、地元自治体など関係者による協議が行われ国交省も参画するほか、小嶋代表が主張する「現行制度において、(人口減の)地方では競争と路線の維持を両立させることは難しい」ことや、公共交通の維持を図るのは全国的課題であると指摘。続いて安倍総理も国会でこの発言を引用して答弁したことから、「オーソライズされた」と判断した。

 これを受けて長年求めていた地域協議会の開催が決まり、議論の前提となる廃止届は取り下げないものの、通学定期の購入などに配慮して廃止時期を全路線2019年3月末に変更し、廃止届の扱いは数カ月程度で結論を出すよう議論する。

 一方、地域の協議なしでの認可に対する反対運動は断固継続。運輸局に認可過程の情報開示を求めており、納得いく回答が得られない場合は行政不服審査法に基づく審査請求なども検討するという。

 また、道路運送法改正や交通目的税の創設などに関する緊急提言も行った。

 昨年3月、八晃運輸が西大寺線への参入を申請。認可される見通しとなったことから両備グループは2月8日「全国の地域公共交通の路線網を維持するため、あえて問題提起する」(小嶋代表)として、両備バスが全36路線中18路線、岡電バスが全42路線中13路線の廃止届を提出。中国運輸局は同日、めぐりんの新路線開設を認可した。

本誌:2018年3.19号 28ページ

PAGETOP