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話題プレミアムフライデー始動

企業早帰りは限定的にとどまる イベント相次ぐも盛り上がらず

  • 地下食品街をバルにした天満屋岡山店

 月末の金曜日、仕事を早めに切り上げて買い物や家族との時間を楽しもうと呼び掛け、働き方改革と消費喚起を促す取り組み「プレミアムフライデー(プレ金)」が、2月24日スタートした。県下では行政の動きが鈍い中で退社時間を午後3時に早めた企業はごく一部にとどまる一方、チャンスととらえる商業施設などは積極的にイベントを実施した。

 岡山市表町地区では、天満屋岡山店と表町商店街、クレド岡山、岡山ロッツがテーマを合わせたイベントなどを実施した。天満屋は、プロゴルファーによるクラブの選び方相談会やフラワーアレンジメントなどを企画。ほぼ見込み通り集まったものもあったが、主婦の利用が目立ちビジネスマンをメーンターゲットに考えていたゴルフクラブ選びはいまひとつだった。表町は2年前から実施する「まちゼミ」のノウハウを生かし、町内16店が習い事などの講座を実施。クレドでも、同3時以降に合わせカルチャー教室を企画したが、年配者や主婦が中心だった。

 天満屋とクレドでは音楽イベントも実施。両店で時間帯をずらしたことで、買い回りする人もいたという。また、天満屋では午後3時以降、地下飲食街の一部をバルとして開放したが、客入りが増えたのは同5時以降だった。

 倉敷地区では、JR倉敷駅北のアリオ倉敷、三井アウトレットパーク倉敷が、テナント40店と市内飲食22店で割引などの特典があるクーポン冊子を3000部(2~3月共通)発行。プレ金の取り組みに賛同する倉敷化工㈱と三菱自動車工業㈱水島製作所の両管理部門に依頼しクーポン誌を配布した成果もあって、アリオでは同日の売り上げが食品販売で前年同期比10%、飲食で同5%伸びたという。

 県下で総合スーパー3店を展開するイオンリテール㈱(千葉市)は、土・日曜と合わせビッグフライデーと銘打ち、使用したワオンポイントの10%キャッシュバックなどを実施。このほか、量販店を中心に実質的な値引きといえる企画が目立った。

 飲食店やホテルでも、商機ととらえ特別プランを設ける動きが目立った。ただ、地方では早帰りや休暇などを行う企業は数少なく、(協)連合会岡山市表町商店街連盟事業推進委員長の矢部久智氏は「取り組み自体を浸透させるためにも、継続してイベントを実施していきたい」と言い、当初隔月で予定していたプレ金イベントを毎月実施することにした。

本誌:2017年3.13号 7ページ

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