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ジャーナル倉敷商工会議所

防災と環境保護の拠点 新商工会館に近く着工

  • 新会館の完成予想図

 倉敷商工会議所(倉敷市白楽町249-5、井上峰一会頭)は、近く新倉敷商工会館の建設に着手する。災害時でも会員企業をはじめとする地域事業者の支援を継続できる防災・減災拠点、またSDGsに関連して省エネ、創エネ、環境保護の啓発拠点とするもので、全国商工会議所で初めて環境省の「レジリエンス強化型ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)実証事業」に採択された。

 現会館の北側に建設し、鉄骨7階(延べ3200㎡)の規模。完成後に現会館を解体、駐車場など外構を整備する。2022年9月の竣工予定。

 豪雨災害の教訓から1m程度の浸水を想定し、救助用ボートが接続できる外階段を整備するほか、将来的に倉敷市と協定を結び最上階の会議室を近隣住民の一時避難所にする計画。

 環境保護ではビル全体のエネルギー消費量50%以上の削減を目指す。屋根、外壁、床裏に熱伝導率の低い塗装剤を吹き付けるほか、窓も2層の遮熱性の高いガラスを採用。エアコンはセンサーで風向きや空調能力を自動制御し、LED照明も自然光の強弱と連動し光量を自動制御してエネルギー効率を高める。屋上に約11kwhの太陽光発電パネルを設置し平時には同ビルで活用するほか、災害による停電時には蓄電した電力を会議室兼避難所などに供給する。

 総事業費は15億円で会費、会員企業からの協力金や借入金、ZEB事業の補助金、倉敷市の補助金などを充てる。事務局、16のテナントのほか1階に起業家の交流スペースとしても機能させるカフェ・レストランを整備する。




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