WEB VISION OKAYAMA

データ岡山県下8月度主要量販店の販売実績

人の動き戻らず消費は低迷続く 野菜相場高 盆帰省控え土産物が苦戦

 [概況]長梅雨から一転し、8月に入ると猛暑に。新型コロナ感染症はやや落ち着きを見せたものの、食料品を除くと消費回復の足取りは鈍く、盆帰省を見送る人が多かったことから土産物が低迷した。

 百貨店

 岡山髙島屋(岡山市)は前年同月比13.3%減。客数が2けた減となり、特選衣料雑貨、美術など健闘した品目(いずれも2けた増)もあったが、トータㇽでは厳しい結果となった。

 9月に入り大黄金展、大北海道展などの定番催事を、ソーシャルディスタンスに配慮して再開。特に大黄金展は過去最高の実績となり、今後の消費回復を期待。

 天満屋(岡山市)は岡山地区合計で前年同月比13.7%減。夏休みの集客イベントを見送ったことなどで入店客が68%にとどまった。

 バーゲン前倒しの影響で衣料品は苦戦。天満屋ウォッチギャラリー1周年フェアを開催し、時計など美術・宝飾・貴金属は前年をクリア。特選衣料雑貨などの身の回り品はまずまず。盆帰省が少なく、土産用の菓子類は低調だった。10月14日から3週間、新型コロナ感染拡大以後初の大型催事となる「北海道の物産と観光展」を開催。

 量販店

 天満屋ストア(岡山市)は食品がまずまずで1人当たりの単価は上がっているが、GMSは苦戦が続き水面下。

 部門別では野菜が相場高で売り上げが伸びた。残暑の影響でスイカが好調だった。内食傾向の強まりで精肉は好調が続いており、国産豚肉の高騰で輸入豚肉が動いた。

 総菜は新商品の玉ねぎコロッケ、満天から揚げが好調。残暑のため、めん類も良かった。加工食品のうちアイス、飲料は良かった半面、盆明けからチョコレートやスナック菓子は低迷した。パスタは依然供給が不安定。

 住関連品は新型コロナのため盆前の最需要期に客数が低迷した影響が出た。衣料品は紳士のショップが比較的健闘したが、主力の子ども用水着、浴衣の大苦戦が響いた。

 ゆめタウン倉敷(倉敷市)は、やや水面下。回復傾向はみられるものの依然衣料品が不調。新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出着の不振が続くほか、月末も高温が続き秋物の出足が鈍かった。生活用品はアルコール、マスクなどが堅調な一方、盆の帰省の動きが鈍く寝具が低調。食品は野菜が相場高で売り上げを押し上げた一方、サンマが高騰で不振。飲料は熱中症対策でスポーツ飲料、ミネラルウォーターなどがよく売れた。

 専門店

 岡山一番街(岡山市)は盆の帰省客が少なかったことに加え、昨年実施したイベントを見送った影響もあり、全業種で厳しい結果となった。

 さんすて岡山(岡山市)も昨年は改装中だったため単純比較はできないが、個別では水面下。9月16日、さんすて北館がリニューアルオープン。人の動きは徐々に回復の兆し。

 三井アウトレットパーク倉敷(MOP、倉敷市)は水面下。県外客が戻らない上、帰省客も少なく例年上昇する盆期間の消費が縮小。昨年積極的に開催した大型イベントの反動減も影響した。スポーツ用品はアウトドア・屋外スポーツ用品の健闘で前年の水準を維持。雑貨・生活用品では調理器具など巣ごもり需要関連商品は引き続き好調だった。

本誌:2020年10月5日号 17ページ

PAGETOP