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連載記事スローライフ~午後4時の窓辺から~

令和版「半沢直樹」を楽しむ

 テレビドラマ「半沢直樹」は高い視聴率を維持しつつまもなく最終回を迎えようとしています。豪華俳優陣の確かな演技に支えられ、かつての民主党政権時代を彷彿とさせる政官界の悪霊たちに戦いを挑む正義漢の半沢を見て視聴者は例外なくスカッとする仕組みになっています。安心してドラマに没頭できるという意味では現代の水戸黄門といったところでしょう。いやストーリー展開にいろいろ想像力をかきたてさせられるという意味では水戸黄門以上です。

 都市銀行の統廃合、日本航空の破産などバブル崩壊以降日本で実際に起きた、まだ記憶に新しい時代が舞台になっているだけに視聴者もドラマが絵空事ではなく自然に感情移入できる内容になっているのがミソでしょう。「半沢直樹」に関してはネット上でも大フィーバーが起きていて、人物相関を解説する人、結末を予測する記事などであふれています。予告編で辞表をたたきつける半沢の運命は?箕部幹事長は倒せるのか?

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本誌:2020年10月5日号 13ページ

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