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巻頭特集Ⅱ知事選、参院選

国政は自民が選挙区独占 知事は「成果」の2期目へ

  • 初当選を喜ぶ小野田氏

 夏の政治決戦・参院選は、自民党公認で公明党が推薦する前東京都北区議の小野田紀美氏と、民進党公認で共産党、社民党が推す会社経営の黒石健太郎氏による事実上の一騎打ちとなった。

 知名度のない30代の新人同士のフレッシュな戦いは「自公」と「民共」の組織戦となったが、与党の組織力をバックにする小野田氏が、“江田(五月氏)ブランド”の継承を掲げた黒石氏を大差で下した。黒石氏は雇用対策や改憲阻止などを懸命に訴えたが、出馬表明が遅れたこともあり、小野田氏に10万票以上の差をつけられた。

 この結果、自民は県内の衆院5小選挙区、参院2議席を初めて独占。TPPへの反対などで逆風が吹いた東北地方などの選挙区とは対照的な結果となった。また、全国的には与党などのいわゆる「改憲勢力」が衆参両院で初めて3分の2を上回り、安倍政権が悲願とする憲法改正の動きが今後どのように具体化されるかが注目されることに。選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられて初の国政選挙となったが、選挙の構図には大きな変化はなかった。

 秋には知事選が行われ、現職の伊原木隆太氏が再選を果たした。自公に加え前回は自主投票だった民進などの推薦も受けた伊原木氏は終始安定した戦いぶり。産業振興、教育改革を訴えて初当選を果たして4年。当選直後のインタビューで「『生き活き岡山』実現は道半ば。成果が実感できる県政を推し進めたい」と語ったように、2期目は「成果」が求められることになる。

本誌:2016年12.5号 5ページ

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