WEB VISION OKAYAMA

ジャーナル倉敷市の航空宇宙産業研究会

ドローンの環境調査実用化 県環境保全事業団と共同開発

  • ドローンでの採水実験

 民間有志で組織する任意団体「岡山県倉敷市水島地域への航空宇宙産業クラスタの実現に向けた研究会」(MASC、理事長・桐野宏司瀬戸内エンジニアリング㈱会長)は、(公財)岡山県環境保全事業団(坂井俊英理事長)と共同でドローンを活用した水質などの環境調査の手法を開発し、近くサービスを開始する。

 MASCは2017年11月航空宇宙産業の育成を目的に発足。今までドローンでの離島物流、化学プラント設備点検など各種の実証実験を実施してきたが、可能な分野から事業化していく方針で環境調査は第1弾となる。

 ドローンに吊り下げた表層用のバケツ、水深2mの中層用採水器により陸地から離れた地点で検体を採取し水質調査を行う。現在賃借しているボートの手配が不要になるほか、手作業で行っている調査担当者の労力軽減につながる。MASCと同財団が今夏実証実験を行い成果が得られたことから事業化した。

 また、空撮により人が接近できない場所での動植物の生態調査、地形調査などにも活用していく。自動プログラムでの運転も可能だ。

 MASCが事業主体となり、今後国、自治体や工場排水などの調査が必要な企業に売り込んでいく。

本誌:2020年11月23日号 13ページ

PAGETOP