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ジャーナル北長瀬エリアマネジメント

困窮者支援する冷蔵庫設置へ 見切り品や個人の不要食品募る

  • 説明会で協力を呼び掛け

 (一社)北長瀬エリアマネジメント(石原達也代表理事)は、11月18日、岡山市北区北長瀬表町2-17-80の複合商業施設ブランチ岡山北長瀬内に、生活困窮者が24時間自由に食料品などを持ち帰ることができる「コミュニティフリッジ(公共冷蔵庫)」を国内で初めて開設する。

 大型の冷蔵・冷凍庫を立体駐車場そばに設置し、スーパー、飲食店や個人が提供する見切り品や未開封の不要食品などを入れておく。利用者は登録制で、岡山市が主催する生活保護、児童扶養手当需給者などへの支援情報メールマガジンの会員を中心に、コロナ禍で問題を抱える学生などが対象。困窮者の支援とともにフードロスの解消の仕組みとしても定着させたい考え。

 現在、食品を提供する事業者へ、見切り品などの持ち込みの協力を募っているほか、寄付専用のボックスを設置し支払いを終えた消費者からセット商品の余剰品や寄付用に購入した商品などを入れてもらい定時回収する「フードギフト」の協力店も募集。個人の寄付は登録制とし、同商業施設内で同団体が運営するシェアスペース「ハッシュタグ」で受け付け、消費期限や状態を確認してデータベースに記録し、安全性を担保する考えで、説明会を開催している。

 コミュニティフリッジは、2012年にドイツで始まり食品廃棄削減による環境保護活動として欧州を中心に広がっている。石原代表は「段階的に充実させ、将来は岡山市内で複数展開させたい。スーパーなどにはフードロス解消の取り組みの1つとして協力いただきたい」と話している。

本誌:2020年11月2日号 8ページ

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