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ジャーナル明建

岡山の軟弱地盤に「桃太郎パイル」 強く、価格抑えた鋼管くい開発

  • 野上昌範社長

 地盤補強・沈下修正工事の㈱明建(岡山市南区宗津967-1、野上昌範社長、資本金300万円)は、岡山県南部の軟弱な地盤用の地盤改良くい「桃太郎パイル」の販売を本格化した。

 県南、特に岡山市南部は粘土や砂の層が厚く、支持層まで藤田地区でおよそ15m、新岡山港周辺で20m、JR岡山駅前でも10mと全国屈指の軟弱地盤。そのため、一般的な地盤を想定したくいや工法で高い強度を維持しようとするとコスト高になりがちだったことから、4年間かけ開発した。建築技術性能証明を取得。住宅など3階建てまでの建築物向け。工務店などにアピールしている。

 先端に付いた羽状の突起が地盤をしっかりつかむ強度の高い鋼管くい。強度を保つため長く(深く)なるほど鋼管を太く羽を大きくするサイズバリエーションを小刻みに設定することで、従来の類似のくいがバリエーションの少なさから過剰な性能のくいを使わざるを得ずコスト高になるケースが多い問題を解消。全国的には最も一般的なセメントによる改良法の1.5倍だった羽付き鋼管くいの価格を同程度に抑えた。

 野上社長は「住宅施工時唯一選ぶ習慣がないのが地盤改良。そのため営業力や住宅事業者とのネットワーク頼りで規模の小さい地方の事業者に不利だった。地域密着のブランディングで工務店、一般消費者の認知度を高め、『地盤改良も選ぶもの』に変えていきたい」と意気込んでおり、テレビCMでアピール中。

本誌:2020年11月2日号 6ページ

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