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- VISION OKAYAMA 2020年11月2日号
- リモートワーク普及における懸念点
リモートワーク普及における懸念点
Q 新型コロナウィルスの拡大に伴い、急速にリモートワークが普及しています。課題である情報セキュリティ面の対策となる保険について教えてください。
A 昨今、企業を狙った「サイバー攻撃」が急拡大しており、その手口は複雑化・巧妙化しています。サイバー攻撃に対する防御対策をいくら立てていても、攻撃者はその攻撃手法を変えて対策をすり抜ける等の攻撃者優位の実態が続いています。これを完全に防ぐことは極めて困難で、リスクがゼロにならない以上、外部から侵入されることを前提とした対策が必要です。
サイバー攻撃は、標的型メール攻撃やランサムウェア等のマルウェアによる攻撃、webサイトの改ざん、DDoS攻撃、IDやパスワードを活用し他人に成りすまして侵入する行為等、その手口は多様です。企業の皆様が被る損害の形態も、第三者への損害賠償責任や自社に発生する様々な対応費用、事業が中断することによる利益損害等が想定されますが、最も懸念するリスクのひとつが「情報漏洩リスク」ではないでしょうか。従来はパソコンや外部媒体の盗難や紛失等の所謂「内部要因(人的要因)」が主原因でしたが、サイバー攻撃のような外部要因によるリスクも看過できない状況になっています。
万が一、サイバー攻撃による被害に遭った際に有効なのが「サイバーリスク保険」です。この保険では、サイバーリスクに起因して発生した各種損害や不正アクセス等の恐れに対応する各種調査費用を補償します。
不正アクセスの恐れがあった場合、その調査だけでパソコン1台に対して数十万~数百万かかるケースもあります。更に情報漏洩が発生した場合はその内容によっては高額な損害額やお見舞金等の費用が発生し、保険に加入していなければ大きな負担としてのしかかります。
一般的に保険は「発生頻度は低いが、発生した場合の損失が大きいリスク」への備えに向いており、サイバーリスク保険はまさにその一つと言えます。
補償内容の詳細については、各損害保険会社で違いがありますので、まずは今ご加入されている保険会社または代理店へご確認ください。
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