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ジャーナル愛文社書店

古民家再生で大改装 観光客向け施設に転換

  • 明治元年創業で倉敷市最古の老舗書店の愛文社書店

 ㈲愛文社書店(倉敷市阿知2-21-11、岡邦彦社長、資本金300万円)は、倉敷美観地区に近い同所の書店を、古民家再生の手法で改装する。書店では郷土関連の本を拡充するほか、高梁川流域の食材を使った飲食店を新たに誘致。地元客に加えインバウンドを含めた観光客を取り込む。7月に着工、来年春にオープンする。

 敷地は約320㎡。表側の築約150年の建物(木造2階、延べ約160㎡)は1階を書店、ブックカフェ、事務所に、2階は和室2室でインバウンド向けの宿泊施設にする。書店ではデニム、畳表などで造った雑貨なども販売する。奥側の築約200年の建物(同、約120㎡)は全館仏料理を中心とした飲食店が使用する。両棟とも白壁の外観を生かし改装、中間には中庭を設ける。

 土地、建物は個人が所有。2016年11月設立の目的会社の愛文舎事業㈱が施設全体を運営する。経済産業省の2017年度地域文化資源活用空間創出事業費補助金に採択され、同補助金を改装費の一部に充てる。工事期間中は南側の倉庫に仮店舗を設ける。

近くには飲食物販の「林源十郎商店」、飲食施設「奈良萬の小路」、国指定重要文化財大橋家住宅などがあり、これらの施設との回遊性で集客力アップを図りたい考え。活字離れで全国の書店が苦戦している中で、「立地を生かし新たな客層を獲得し生き残りたい」(岡晃会長)としている。


本誌:2018年6月25日号 8ページ

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