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ジャーナル宮下酒造

経営革新グランプリ受賞 観光施設など新モデル評価

  • 受賞を喜ぶ宮下社長

 宮下酒造㈱(岡山市中区西川原184、宮下附一竜社長、資本金3000万円)は、2020年度の岡山県の「経営革新アワード」のグランプリを受賞した。

 19年に経営革新計画が終了した企業の中から計画内容、実施状況、付加価値額伸び率などを審査したもの。同社のテーマは「蒸留酒文化を創造するビジネスモデルの構築」。17年に本社内に日本酒、ビールなどと料理が楽しめる観光施設「酒工房 独歩館」をオープン。新たにウイスキー、ジンなどの製造にも参入、日本酒メーカーの枠を超えたモデルを構築した。

 期間は14年7月から5年間。一連の事業での投資額は約10億円。宮下社長は「日本酒市場に合わせ経営規模を縮小するよりも、新しいことに挑戦し大きく打って出よう」と経営革新に着手した。今回の受賞に対しては「全国的に先駆的な取り組みもあり苦労も多かった。それらが評価されたことは大変うれしい」と話している。

 独歩館はコロナ以前で年間約6万人を集客。また、多くの外国人観光客が訪れ海外バイヤーとも接点ができたことで、輸出が伸びた。コロナ禍で国内向けが減少する中で、中国への輸出が好調に推移し下支えしている。宮下社長は「絶えず次の手を打っていく」として家飲みカクテルの商品化など挑戦を続ける。

 優秀賞には㈱襟立製帽所(浅口市)の「オーダーメードの帽子を核にした都市型SPA事業の展開」、P・O・Pカンパニー㈱(岡山市)の「『異形状のぼり旗』の量産加工による競争力強化」を選んだ。

本誌:2021年2月8日号 13ページ
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