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ジャーナル日本損害保険協会中国支部岡山損保会

地震保険セミナーを開催 地震による火災に備えを

 (一社)日本損害保険協会中国支部岡山損保会(会長・田辺健二東京海上日動火災保険㈱岡山支店長)は、1月20日、岡山市のピュアリティまきびで「地震保険セミナー」を開いた。

 今後30年以内に南海トラフの巨大地震が発生する確率は70~80%と予測されながら、地震保険付帯率が伸び悩んでいることから啓発のため開いたもの。オンライン参加を含めて約100人が参加した。

 田辺会長のあいさつに続き、立命館大学・環太平洋文明研究センター特任教授の高橋学氏が「迫りくる巨大地震―震災・水害発生のメカニズムを探る―」をテーマに講演。「長いスパンでは地球の気温は低下傾向」「地震や水災での死者は、昔、川の流れていた土地に集中している」などと語った。

 火災保険とのセットで契約する地震保険の県下付帯率は64.8%(2019年度、損害保険料率算出機構調べ)。同支部では、「地震による火災は通常の火災保険ではカバーされないことが十分に周知徹底できていない」としており、今後も水災補償とともに啓発活動に努める方針。

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本誌:2021年2月8日号 14ページ

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