WEB VISION OKAYAMA

ジャーナル三井E&S造船

音響測定艦を引き渡し 創業から2000番目の船

  • 自衛艦旗を掲揚する音響測定艦「あき」

 三井E&S造船㈱(東京都)の玉野艦船工場(玉野市玉3-1-1)は、3月4日、防衛省に音響測定艦「あき」を引き渡した。

 1917年に同市で創業して以来建造した船の2000隻目。日本周辺海域で他国の潜水艦などの音響情報を収集する「ひびき型」の3番艦で、最新型の曳航ソナーを搭載する。

 全長67m、全幅29.9m、基準排水量2900t。荒天時でも安定した航行で探知能力を維持できる双胴の船体が特徴で、エンジン、スクリューなども静粛性を高めた新型を搭載した。そのほか司令部機能を新たに設置し、居住区も充実させた。

 建造費は約226億円。1991年就役の「ひびき」、92年就役の2番艦「はりま」とも同艦船工場で建造している。

 当日は、古賀哲郎社長が森田治男中四国防衛局長に引渡書を手渡した後、配属先の呉地方総監が授与した自衛艦旗を掲揚した。

 三井E&S造船は、三菱重工業㈱(東京都)への艦艇事業の譲渡と常石造船㈱(福山市)との商船事業における資本提携を計画。いずれも3月末の調印、10月実行を目指している。

本誌:2021年春季特別号 13ページ

PAGETOP