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ジャーナルふるいち

通販商材米粉うどん開発 グルテンフリーで海外展開も視野

  • 開発に取り組む栗坂社長(右端)

 うどん店展開の㈱ふるいち(倉敷市阿知2-1-8、栗坂孔之社長、資本金1000万円)が、5月の完成を目指し米粉うどんの開発に挑戦している。アフターコロナも外食需要が完全に戻らない可能性を考慮した通販商材。増加傾向の小麦アレルギーの子どもたちが家族と同じものを食べられる―をコンセプトに需要を掘り起こすほか、グルテンフリーへの関心が高い海外への展開も視野に入れる。

 現在数社が製造販売しているが、専門店の立場からは代用品の域を出ないものが多いという。栗坂社長は、㈱シーワン(岡山市)の田中満米粉事業部長からうどん用の米粉開発に協力を求められたのをきっかけに研究に着手。吉備高原都市産業区にあるシーワンの工場に機材を持ち込み、グルテンに代わり粘りのもととなる食物繊維の選定と配合を模索。シーワンも県産米を使った専用米粉開発とアドバイザーとして共に取り組んだ。

 「こし」の要素のうち、もちもち感を出すのに苦労しているが、1年をかけかみごたえは満足いくレベルに達しており、完成まで8合目という。

 まずは冷凍めんとして商品化を予定。同社のECサイトで販売する。さらに国際味覚審査機構(ITI)の品評会に出品し、海外展開の足場を作る考え。

 栗坂社長は「アレルギーの有無にかかわらず食を楽しんでもらい、地域の農業活性化にも貢献するSDGsにもつながる取り組みを通して、ブランド価値と社員のモチベーションを高めたい」と意気込んでいる。

本誌:2021年春季特別号 8ページ

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