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連載記事岡山消費者動向分析

コロナ禍での生活の変化

 緊急事態宣言も3月21日まで延期される。今回のCOVID-19はなかなかしぶとく、変異株も出現し拡散が止まらない。ワクチンを先行させたイスラエルではかなりの効果があるようなので早くワクチンが接種され集団免疫ができることが望ましい。

 疫病には比較的小さな集団で発生する「アウトブレイク」、ある特定の地域で短期間に集団感染が広がる「エピデミック」、少数の患者が時間および地理的に散発的に発生することを「スポラディック」、そして、同一感染症が短期間に世界的に広がることを「パンデミック」と呼ぶ。「スポラディック」は風土病のようなものが該当する。

 「パンデミック」は必ずしも正確な定義がWHO(世界保健機構)にあるわけではなく、WHOがそのように宣言すれば「パンデミック」となる。WHOは2020年3月11日にCOVID-19を「パンデミック」と宣言した。今回はエピデミックのCOVID-19の私たちの生活への影響についてである。

 新型コロナウイルス感染症の拡大前と現在(コロナ禍中、外出などの自粛制限)を比べたところ、平日の就寝時間では全国では、就寝時間が24分遅くなり,起床時間が54分遅くなっている。自粛期間中のテレワークの実施などが影響していると思われる。岡山では前後で大きな変化はない。

 休日の就寝、起床時間では、コロナ前と現在に大きな変化は見られなかった。全国に比べて、岡山の生活者は就寝、起床時間も全国より少し早いと思われる。

 コロナ禍になってからの睡眠時間の変化は、「短くなった」は岡山7.8%、全国23%であった。「長くなった」は岡山11.3%、全国22%。岡山の生活者は8割程度の人が変化を受けていないようである。

 睡眠の質について聞いたところ、コロナ禍以前とコロナ禍中の現在の比較では、「以前と変わらず良い」が岡山43.8%、首都圏31.4%で、岡山が12.4㌽良く、大きな差が見られた。岡山の生活者の睡眠の質はあまり変化していない。

 睡眠の質の低下でもっとも多いのは「不安やストレスで考え事が続く」ことで、岡山50.3%、首都圏60.9%の人たちがそう感じている。次いで岡山では「運動不足」42.5%、首都圏では「生活リズムの乱れ」33.2%が挙げられている。パンデミックという大きな津波が押し寄せてきたことで、大都市の東京では移動や外出などの自粛制限や、テレワークなどによる生活リズムの乱れがあることが窺われる。他方、地方都市岡山ではあまり大きな変化は見られない。このような点でも、岡山は「安心・安全な街」なのであろう。

本誌:2021年春季特別号 11ページ

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